前回の記事

ランナーの現状
日本では、ランニングを始めた人の8割以上の方々が、体の不調やケガ、足を痛めた経験があるというデータが出ています。これは、他のメジャースポーツと比べても異常な数字です。
では、なぜ多くのランナーさんが足を痛めたりケガをしてしまったりするのか?
その大きな要因の一つに「走り方の悪さ」があります。言葉を選ばずに言うと、みんな「走り方が下手くそ」なんです。それ故に、体の何処かに無理な負荷がかかってしまい、ケガを誘発してしまうのです。
例えば、ゴルフやサーフィンを始めようと思ったときに、まずは誰かに“やり方”を教わると思います。できるだけ失敗しないように…、できるだけ体を痛めないように…、と。
でも、ランニングの場合は、このフェーズがすっかり抜け落ちてしまっています。
ランニングは簡単で誰でも気軽に始められるスポーツというメリットがある反面、きちんとした走り方を習得するという概念が抜け落ちているようです。
もちろん、このような背景には、理不尽に走らされる割には、“上手く走る方法”を誰も教えてくれない日本の教育にも問題はあると思います。
僕は、この抜け落ちている部分を補填していく仕事こそが、痛みやケガなくランニングを楽しみたい人たちの助けになると思っています。
続く
コメント