【モータースポーツ】S耐 24時間レースに北海道から初参戦〜不撓不屈のHONDA FIT

昨年の2022年6月3日(金)~ 6月5日(日)に開催された、スーパー耐久シリーズ 2022 Powered by Hankook 第2戦 NAPAC 富士SUPER TEC 24時間レースに北海道チームとして、初めて参戦した「Ambitious Racing」

日本のモータースポーツが始まってから約60年。

北海道からチームとして初めて参戦した証を残したいと思い記事に致しました。

Ambitious Racingのスタート前の写真

特にマシンのHONDA FITが「絶対に24時間後のGOALへ皆を連れて行くんだぁぁぁぁぁ!!!!!」というオーラを出して走っていたと感じられたシーンを書こうと思います。

レースは24時間だが、メカニックやサポートメンバーはレース前々日から含めると40時間以上は寝ないで24時間耐久レースに挑みます。

モータスポーツってチームスポーツなんです。チームという事は各チームにそれぞれのドラマが生まれ、喜び、悲しみ、涙、色んな人の感情をみんなで共有して戦っていきます。

HONDA FITは物なので言葉は発しないですが、「人間の想いや情熱」を分かっているかの如く走ってくれたのです。きっと、このHONDA FITには魂が宿り24時間耐久レースを初めて参戦する北海道チームの為にボロボロになりながらも走ってくれたんだと思います。

AmbitiousRacing ピットの様子

レース始まって約1時間、アクシデントが発生します。何と! 左前のタイヤが無いです。

もちろん、メンテナンスをしてレースに挑んでいるわけですが、運が悪いとトラブルも起こります。

普通、タイヤが無くなったら走れないと思うんです。しかし、HONDA FITは走り続けます。Aドライバーの馬場 優輝 選手がHONDA FITと一体となりピットを目指します。

Ambitious Racing FIT 左前のタイヤが無いが懸命にピットを目指す

この姿はS耐TVでも映っておりますので是非見て頂きたいと思います。


3.03.11 快走しているシーン

3.43.59 タイヤが取れて走っているシーン
(解説の福山 英朗さんが「まだまだネバーギブアップで!!」っていう言葉から元気を頂きました)

YouTube S耐TVより引用

北海道のレース事情・チームの想い等を知っているせいかこのシーンを見た時に勝手に涙が出てきてしまいました。「まだ1時間しか走ってないのにリタイアかよ!!って誰しも思ったはずです」

しかし、HONDA FITはピットに帰ってきました。

そして、メカニックが25分2秒のピット作業でコースに復帰させたのです。

火花を出しながら HONDA FITが懸命に走ります

まだまだトラブルは続き、ナイトセッション21時頃、、、前の車と衝突してしまい包帯を巻く事に

ボロボロのHONDA FIT

北海道チームとして初めての24時間耐久レース、不屈の魂でFITが走ります!!

ナイトセッションの花火 FITを励ましてくれました!
夜のAmbitiousRacing ピット前

メカニック・サポートメンバーは不眠不休です。 FITはナイトセッションを走り続けます。

7時間30分経過 先は長い

夜が明けて、、、FITはチームの想いを乗せて走り続けます。 「頑張れFIT!!」

夜明け頃のFIT 既に満身創痍

予選11番手スタートして最終的に10番手でゴール!!

ここまで走ってくれた不屈のFIT「ありがとうFIT!!」

物にも魂は入ってると感じられたGOALシーンでした。筆者は勝手に涙が出てきました。

モータースポーツはまだまだマイナーな競技で、敷居は高いかもしれませんが

価値のある競技だと思います。

「マシン1台ではレースは出来ない。一緒に走って頂けるマシンがあるからレースができる」

「速さや順位を競っているけれど、お互いにリスペクトして皆で作る物語だと思います」

24時間走り切り GOALの瞬間

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この記事を書いた人

純兵衛のアバター 純兵衛 北海道のモータースポーツ系YouTuber

純兵衛 S52年6月24日生 45歳 青森県八戸市出身
本州に比べて北海道のモータースポーツ人口は圧倒的に少ないし認知も薄いです。北海道のモータースポーツをあらゆる角度から盛り上げたいという大義の元で撮影や取材をし自身のYouTubeチャンネルで発信しています。ウルトラスポーツ様のお力を貸して頂き、更に活動していきたいと思っております。

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