【塩原恒夫】FIA世界選手権がやって来るー!!台場/鈴鹿直前〜FEサンパウロとF1オーストラリア

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フォーミュラE 第4戦 サンパウロE-Prix

フォーミュラEシーズン10は、1か月半ぶりの再開となりました。第4戦の舞台は、南半球ブラジル・サンパウロ。ここまでの3レースでウイナーが毎回変わる混戦模様ですが、第3戦で優勝を飾ったキャシディが全戦で表彰台にあがっており選手権をリードしています。予選では、開幕戦ポール・トゥ・ウインのウェーレインが制し、シーズン8王者バンドーンとのフロントロウ。キャシディとディフェンディング・チャンピオン=デニスが5列目から巻き返しを狙います。

決勝は、5番手スタートのベテラン=バードが序盤で主導権を握ります。一方、キャシディがリタイヤとなる波乱の展開。後半は、エバンスが先頭に立ち、去年までのチームメイト=バードとの争いに…コース上は、どの位置も一瞬のミスが許されない接近戦が続きます。ドラマは、最終周に待っていました。過去2年優勝から遠のいていたバードの逆襲ーエバンスをオーバーテイク、マクラーレン(ニッサン・パワートレイン)に移籍して4戦目でチームにフォーミュラE初優勝をもたらすと同時に、自身通算12勝目となるカンバックをはたしました。そしてフィニッシュライン手前で、ニッサンのローランドが5位からまとめて2台抜きという3位表彰台の興奮!東京Eプリに期待が膨らみます。4位ウェーレイン、5位デニスという結果でした。フォーミュラカーによる台場市街地コース決戦は、はたして〜

F1第3戦オーストラリアGP

走り出す前から赤旗の予感に包まれるF1オーストラリアGP。メルボルン、アルバート・パーク・サーキットです。初日P1で、アルボンがクラッシュ…2日目からは、サージェントのマシンに乗り換え戦うことが決まり、19台となりました。以下、予選の結果=スターティング・グリッドです。一ヶ月後の凱旋を控えてピットからジョウ・グアンユー、リカルド2年ぶり母国でトラックリミットの屈辱、ガスリーはQ2が遠い。ジェッダのポイント胸にヒュルケンベルグ、アルピーヌ=オコン一歩前進。マグヌッセンとボッタス、同僚への献身は当たり前。サージェントへの感謝とともにアルボン、ハミルトンはTOP10から漏れてしまった。5列目アロンソ、ストロール入賞へのグリーン・ウォール。予選の勢い今度こそ!角田8番グリッド、メルセデス=ラッセルが相手だ。3グリッド降格ペレス6番手、スタンドからの熱視線ピアストリ。ポディウムの一角かけて、耐えて忍んでルクレールとそろそろノリス。さらば虫垂炎さらば跳ね馬サインツ隣に、大本命フェルスタッペン通算35回目ポールポジション獲得です。

最も危険なパーク・パレード58周決勝レース。シグナルが誘う日の丸へのカウントダウン〜2周目サインツがフェルスタッペンをオーバーテイクのエキサイティング!そして直後のサプライズ!!フェルスタッペン、ブレーキトラブルで2022年オーストラリア以来のリタイヤ…もう一人のチャンピオン・ハミルトンは、パワーユニットが原因で15周でレースを終えます。クライマックス・ハプニングは、6位争いでの出来事ーアロンソを追い詰めていたラッセルがクラッシュでジ・エンド。ただしアロンソは、レース後”潜在的危険ドライブ”による20秒ペナルティを受け8位降格となりました。角田が繰り上がり7位となり、6ポイントを手に凱旋です!優勝サインツにルクレール続き、フェラーリ2年ぶりワンツー。ノリス3位、ピアストリ4位、5位ペレス、6位ストロール。ヒュルケンベルグとマグヌッセンのハース2台がダブル入賞をはたし、小松代表も胸張って鈴鹿に向かいます!!アルボン11位、リカルドは12位でした。

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この記事を書いた人

塩原 恒夫のアバター 塩原 恒夫 フリーアナウンサー

1987年フジテレビ入社、アナウンス室勤務〜2017年7月BSフジに出向し、広報担当局長としてアナウンス業務も兼ねる。2022年3月フジテレビを退社、同年4月よりフリーアナウンサー。フジテレビNEXT/F1中継や、福島テレビ・エキサイティング競馬のMCを担当する。

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