「フットサル戦術クリエイター」横澤直樹監修 ”パドロン”【特徴⑤】GCから最速11秒でゴール編


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特徴

特徴①~⑤を紹介していきますが、パドロンを効果的に使用するうえでは、必ず理解しておかなければならないことであり、他のローテーションと比較されたときに、目立つ部分となります。

独自のパドロンを創るためには、特徴を明確にする必要があります。

独創性があれば、自分も楽しめ、その理論が伝達された人と、独自のパドロンの楽しさを共有できます。

独自のパドロンをつくるときに、自分が理想とするフィニッシュから逆算し、特徴がある理論を含めて過程を構成すると、フィニッシュに至るまでの過程も楽しめますので、ぜひとも自分の世界観をつくりあげていただきたいです。

GCから最速11秒でゴール

理想は、四路五動の活用に必要な技術(パス・ドリブル・シュート)を兼ね備えて、パドロン【ゴールパターン】(23種類)をフル活用し、ゴールを決めたいときに決められ、決める時間帯を調節しながら、映画みたいなストーリーの演出を、主体的に、理想をつくりあげることができるエンターテイナーとして、観客を魅了し、感動をあたえることです。

そのひとつとして、チームとして、最速でゴールを奪える方法を所持していると、個人戦術でも、チーム戦術でも、ゴールを決められる時間帯を調節できますので、ストーリーをつくりあげる確率を、さらにアップさせることが可能になります。

今回は、自陣GC(ゴールクリアランス)からスタートして、最速でゴールを奪える方法を説明していきますが、ゴレイロのスローイングで空中を利用して、相手のゴールへ到達する単純な方法ではなく、自陣ペナルティエリア付近のポジショニングから、グラウンダーパスを使用して、11秒以内で、ゴールを奪えるパドロンをご紹介させていただきます。

それでは、一緒に勉強していきましょう!

Vamo lá!!

スタート準備

最速のパドロンを使用するシチュエーションは、対戦相手が前線からプレスをかけようとしている状況かつ、マンツーマンディフェンスになるように設定することを基本とします。

ゾーンディフェンスのY字(イプシロン)など、前線からのプレスや、守備ラインを下げた状況にも、対応可能ですが、今回は基本となるマンツーマンディフェンスへの対応をご紹介させていただきます。

成功させるポイントと手順

①対戦相手を自陣ゴール前に誘導するポジショニング

対戦相手を自陣ゴール前に誘導するためには、打開策がなく、追い込まれているかのようなシチュエーションをつくります。

そのために、全体的に攻撃ラインを下げて、対戦相手の前進を誘うポジショニングをとります。

対戦相手の攻撃ラインを上げさせる目的は、前進させたことにより、背後のスペースが空きますので、そのスペースへ攻撃するフリ(スペースへの最速移動)をして、それ以外の味方に、足元でパスを受けさせるためです。

②キープ率をあげる選手の配置

左サイドから、攻撃をしていきますので、パスを受けた時に、相手よりも遠い方の足で、なおかつ、利き足でキープすることにより、キープ率があがり、ボールを守りながら、ゴールへ前進することが可能になります。

右サイドの攻撃選手②は、仮にパスを受けた場合を考慮した設定になっています。

③迅速な連動と味方の距離間

バランスを保持したまま、攻撃ラインを上げていくことで、連動速度がスムーズになります。

④ボールを守りながら攻撃ラインを上げる

⑤フィニッシュ陣形

フィニッシュ陣形は、トリアングロYを使用します。

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通常時のトリアングロY

パドロン使用時のトリアングロY

⑥フィニッシュ

三方向からの攻撃を繰り出せるバランスが良い陣形ですので、対戦相手の位置や、味方のスキル能力を活かした選択をして、ゴールを決めます。

攻撃選手②は、攻撃失敗時を考慮し、リバウンドとカウンター攻撃に備えますが、あくまでも、パスを受けて前進する体勢をつくります。

その体勢により、自分のマーク(守備選手④)に、自分の存在を意識させることで攻撃の脅威を与え、味方のサポートをさせない状況をつくるので、体勢だけで、攻撃サポートとなるのです。

特徴⑤(まとめ)

上記で紹介した特徴⑤「GCから最速11秒でゴール」は、チームとして、最速でゴールを奪える方法を所持していることで、選手5人が連動して、ゴールを決められる時間帯を調節できますので、映画みたいなストーリーを主体的につくりあげる確率を、さらにアップさせ、エンターテイナーとして、観客を魅了し、感動をあたえられるということです。

パドロン【特徴⑤】から、期待される効果は以下です。

GCからのスタートで、11秒以内にゴールすることができる

チームとして、主体的にゴールを演出できる

GCからゴールまでの道筋が明確になる

ボールを守りながら攻められる

攻撃失敗後の攻撃継続カバーリング体制が確立されている

特徴①~⑤を紹介してきましたが、独自のパドロンを創るためには、特徴を明確にする必要があり、独創性があることで、他にはない楽しさを共有することができます。

自分の世界観をつくりあげて、世界でも通用するものとなれば、さらに楽しめ、向上心も掻き立てられます。

楽しむために、理想は高めに設定しましょう。

これまで、パドロンの基本的概念や、インプレーを中心に、説明させていただきましたが、実はセットプレーにも応用できます。

パドロンを、そのままセットプレー戦術として、活かすことができれば、チームの攻撃はパドロンに統一できますので、覚えやすく、セットプレー後の攻撃へも、スムーズに移行できますね。

次回は、応用編【セットプレー】コーナーキック攻撃について説明していきます。

Bom sucesso(成功しますように)

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横澤直樹のアバター 横澤直樹 Fリーグ デウソン神戸監督 フットサル戦術クリエイター

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