【中日ドラゴンズ】親友でありライバル。中日・大野雄大と巨人・菅野智之の投げ合いから目が離せない!

「沢村賞対決」
そんな言葉で片付けるのはもったいないほどの感慨があった。

8/11(日)
バンテリンドームでの中日vs巨人は35歳大野雄大投手と、34歳菅野智之投手の投げ合いとなった。
長年、チームをけん引する大黒柱として腕を振ってきた二人。
この試合で実に11度目のマッチアップとなった。

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忘れられない対決

この二人の忘れられない対決がある。
時は2020年9月8日。世界中がコロナ禍に襲われ、プロ野球も開幕すら危ぶまれたこの年。両投手はすさまじいピッチングを見せる。

開幕後は調子が上がらなかった大野投手だったが、7月末に初勝利を完投で飾ると、そこからなんと5試合連続完投勝利。

一方、開幕からロケットスタートを見せた菅野投手。
こちらも、開幕から無傷の9連勝と絶好調。

6試合連続完投勝利が掛かる大野投手と、開幕10連勝が掛かる菅野投手。
間違いなく2020年ナンバーワンの投げ合いだった。
ワクワクを抑えられないまま試合を見届けたことを今でも覚えている。

結果は巨人の2-0。
7回無失点の菅野投手は無傷の10連勝。ただ、敗れた大野投手も9回2失点で完投。勝利は付かなかったが、6試合連続完投で意地を見せた。

結局この年、菅野投手は14勝。大野投手も11勝に10完投と熾烈な沢村賞争いの末、大野投手が沢村賞を掴んだ。

前年は故障に苦しみ規定投球回に届かなかった菅野投手と、2018年0勝から着実に階段を登ってきた大野投手。
二人のエースが「復活」を印象付けたシーズンだった。

支え合う二人

その後もチームの中心投手として君臨してきた二人。
しかし、チームのために使い続けてきた身体が悲鳴をあげる。

2023年、二人は故障に苦しみ本来のピッチングが見られない試合が続いた。
30代後半を迎え、世代交代の波が押し寄せてきているのか…。

もがき苦しむ二人が想いをぶつけ合う一夜があった。
「もっと迫力が欲しい。憎たらしいほどに投手というのが菅野智之だと思う。それをもっと前面に出していってほしい」
「雄大さん、絶対に大丈夫ですよ。また絶対に投げ合いましょう」
絶対に負けたくないライバル同士だからこそ交わされた熱い言葉だ。

まだまだやれる

迎えた2024年。菅野投手はここまで11勝を挙げ、これはリーグトップの数字だ。
一方、4月に復活星を飾った大野投手。ここまではその1勝のみだが、完全復活に向けて着実にその歩みは進んでいる。

終盤を迎えたペナントレース。
苦しい夏場には必ずやベテランの経験が大きな力となる。

ますます円熟味を増す二人のピッチングから目が離せない!

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この記事を書いた人

普段は京都のコーヒーショップ「Laughter」の店主としてお店に立っています。小学校1年生の時にはじめてナゴヤドームに足を運んでから20年以上のドラゴンズファンです。ドラゴンズや野球の話題を中心に、大好きなスポーツを自分なりの視点から綴っていければと思っています!

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