井上尚弥が2025年の初戦で鮮やかなKO勝利を収めた。1月24日、有明アリーナで行われたスーパーバンタム級4団体統一タイトルマッチで、代役挑戦者の金芸俊(キム・イェジュン/韓国)を4回2分25秒でKO。これにより3度目の4団体防衛を成功させ、現役最多の世界戦通算24勝を記録した。昨年12月予定だった防衛戦が1か月延期され、さらに試合13日前に挑戦者が変更となる異例の状況を乗り越えての勝利だった。
試合のポイント
・圧倒的な攻撃力:井上は2回以降、ボディと顔面への連続攻撃で金を追い詰めた。最後は左フックと右ストレートのコンビネーションで圧巻のフィニッシュを見せた
・トラブル続きの一戦:当初予定された挑戦者グッドマンの負傷により試合は延期。その後、急遽代役として金が登場したが、井上は柔軟に対応
・本格的な海外進出へ:井上は試合後のインタビューで「2025年はラスベガスやサウジアラビアで試合をしたい」と意気込みを語った
苦難を乗り越えた防衛劇
急遽代役の挑戦者
当初の対戦相手サム・グッドマン(オーストラリア)の負傷により試合は昨年12月から延期され、さらに金芸俊が挑戦者として名乗りを上げた。金は日本人相手に過去7戦全勝の戦績を持つ「日本人キラー」として知られるが、井上のパワーとスピードの前には歯が立たなかった。
減量と準備期間の調整
試合延期により通常5週間の減量期間が約10週間に延びた。これについて井上は「最高のコンディションを作るためには良い経験になった」と語っており、身体的にも精神的にもさらなる成長を見せた。
海外進出への弾み
試合後、井上の契約するトップランク社のボブ・アラムCEOは「今年春にはラスベガスで試合を」とコメント。井上も「サウジアラビアとラスベガスでの戦いを目指す」と答えた。今後、米国や中東でのビッグマッチが期待される。
試合詳細
- 1R:慎重な立ち上がりで様子を見る。井上が距離を測りつつボディストレートを放つ場面も。
- 2R:井上が徐々にペースを上げ、鋭いジャブとボディ攻撃で優位に立つ。
- 3R:金も反撃の場面を作るが、井上の右ボディストレートが効果的にダメージを与える。
- 4R:金をコーナーに追い詰めた井上が左ボディでガードを崩し、右ストレートでフィニッシュ。試合はここで終了。
まとめ
井上尚弥の4回KO勝利は、2025年の海外進出へ大きな弾みとなった。トラブルが続く中でも圧倒的な強さを発揮し、日本が誇る「モンスター」の名をさらに世界に知らしめる結果となった。ラスベガスやサウジアラビアでの試合が現実のものとなれば、井上の名声はさらに高まるだろう。
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