【バドミントン】股関節の感覚

ストロークを正確に打つには、上半身の力が抜けた状態で準備しなければなりません。

しかし、バドミントンでは動かされることが多く、緊張したり、シャトルに対する距離感がずれると思うようにラケットを調整できません。そして、上半身の力が抜けるには何よりも下半身にバランスよく乗っていることが大切になります。

「上半身を安定した下半身に乗せて力が抜けた状態にする」

これは実は非常に難しい技術になります。例えば30分くらい立つことがあったとしても、「疲れない姿勢」をわかっていないとなかなか難しいことです。

合気道家の藤平信一氏は疲れない姿勢について以下のように述べられています。

「姿勢を変えるだけで心身は整う」

そして、この立ち方をバドミントンに応用するには、少し姿勢を低くする必要があります。そうなると大切になってくるのは股関節の感覚です。股関節がある程度脱力していると、上半身の重みを感じることができるようになります。緊張していると重みは感じにくくなります。

普段立っているときから股関節に上半身を乗せている感覚を感じ、それが感じにくいときはまず肩を思いっきり上げてすっと落として上半身の力を抜き、また股関節の感覚に集中する。これらを繰り返すことで徐々に感覚が研ぎ澄まされていきます。バドミントンの練習時以外でも立ち方や姿勢を意識するだけで疲れにくい姿勢に変わっていきますので是非ご参考に。

ただ、感覚が鈍る最大の原因はストレスやお酒による「睡眠不足」です。体や頭の調子が整わない状態では、感覚に集中することは難しいので、まずは食べ物、生活習慣、ストレス解消方法の改善を見直すところから始めてください。

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この記事を書いた人

有田 圭一のアバター 有田 圭一 日本体育協会公認スポーツ 指導者コーチ3     (バドミントン)     バドミントンアカデミー   管理人

バドミントンコーチ兼プレーヤー、高校教員
指導者資格:日体協会バドミントン公認コーチ3
競技実績:2018全日本シニア大会45歳代男子ダブルス準優勝、
2019年世界シニア大会(ポーランド)45歳代男子ダブルスベスト8
指導実績:全国高校大会優勝、長崎国体少年男子優勝
趣味:山歩き、熱帯魚飼育、観葉植物、釣り、読書

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