今回はウィッフルボールの「ボール」についてのマメ知識をご紹介していきます!
ウィッフルボールとは、ボールの中は空洞で、さらに半分より上側に8つの楕円形の穴が等間隔に空いており空気抵抗によってボールの軌道が変化します。
少し練習をして曲げるコツを掴めば、野球経験者・未経験者問わず誰でも簡単に変化球を投げることができます。
ボールも軽いのでお子さんでも簡単に投げられます!
簡単に変化球を投げる為に重要なポイントがあるのでそれをお伝えしていきます!
その重要なポイントとは・・・「新品のボールに傷をつけることです!」
ウィッフルボールには新品のボールに対して“わざと傷を付ける“という加工文化があります。
初めての人からしたら「え?新品の物にいきなり傷をつけるの!?」となると思います。
物を大切にするという道徳心がかなり揺さぶられると思います(笑)
で・す・が、ボールの表面に傷をつける事で新品のボールよりも空気抵抗力が増し変化球が投げやすくなるんです!
傷の付け方(加工方法)が2パターンありますので、1つずつボールの特徴を紹介しながら説明して行きます。
①新品ボール
表面はツルツル。何も手を加えていない新品の状態です。
まず、基本的なボールの握り方はこんな感じになります。(他に投げたい球種によって穴の向きを変えて握ります)
※新品ボールは穴の空いている方向(赤い矢印方向)にボールが曲がっていきます!
ズバリ言いますと新品のボールで変化球を投げるのはちょっと難しいんです…。
なぜかと言いますと、新品ボールにおいてはボールの回転軸にブレがなく綺麗な回転軌道で投げないとなかなか変化しないんです(^^;
なのでウィッフルボールを買って「さぁ変化球を投げまくるぞ!」と、いざ投げてみても「あれ?なんか上手く曲がらないんだけど・・・」なんてことが起こります。
なので、まず回転軸が綺麗なボールを投げるという練習が必要になってきてしまいます(野球経験者の人であればすぐ投げれると思います)。そこを上手くできれば新品ボールでも十分魔球を投げることができます!
皮肉にも新品ボールだと変化球を投げれるまでに少し苦労する可能性があるということになってしまいます( ̄д ̄;)
そんな不安を解消する為のマメ知識を今回紹介していますので安心してください!
それでは続きます。
②スカッフィングボール
表面はザラザラ。ボール表面全体(360°)をコンクリート、ヤスリ等に擦り付けてザラザラにした状態のボールを「スカッフィングボール」と呼びます。
※スカッフィングボールは穴が空いている側と逆方向(青矢印方向)に曲がっていきます。(新品ボールと曲がり方の原理が逆になるので要注意です!)
ボール表面に傷が付いた事でより多くの空気抵抗が生まれ、新品ボールよりも簡単に変化球を投げることが出来ます!(スカッフィングボールでも綺麗な回転をかければさらに変化量UP!)
ウィッフルボール始めたばかりの方ですぐにでも変化球を投げたい方は、絶対にこのスカッフィング加工を実施してください‼︎
新品よりもビックリするほど簡単にボールが変化します!(変化する原理が新品ボールと逆になるので注意です)
加工方法も擦り付けるだけでとても簡単なのでおすすめです(^^) スーっと曲がる感覚に虜になること間違い無しです!
③ナイフカットボール
ナイフで切り込みを入れた部分が縫い目のようにボコッとしています。画像のようにナイフの切り傷が入っている状態のボールを「ナイフカットボール」と呼びます。
※ナイフカットボールは②スカッフィングボールと同様に穴が空いてる側と逆方向(青矢印方向)に曲がります!
加工技術が少し必要になってしまいますが、ボール表面に山を作るように刃を斜めに入れて画像のように切り込みを入れていきます。
ボール表面に野球ボールで言う縫い目のような凸傷を付けることで、空気抵抗力がさらに増しスカッフィングボールよりもさらに変化球が投げやすくなります。変化量と鋭さも増します!
より鋭い変化球と変化量を求めたい人にオススメの加工方法です。
切り込みの入れ方や、傷の深さでも曲がり具合が変わってくるのでちょっと職人気質な要素になってきます。(深く切りすぎ注意です)
100均などに売ってるステーキナイフやパン切り包丁がおすすめです!※加工する際には気をつけてください。
(※ナイフカットボールにおいては純正のイエローウィッフルバットで打つとすぐにボール壊れてしまいます。)
ナイフカットボールを使用して試合をする場合は、バレルの大きいバットを使用する事が基本ルールとなります!
以上がボールの加工の仕方についての紹介となります。
これを知っておけば初めから簡単に変化球を投げる事ができますので、ぜひ参考にして投げてみて下さい!
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