
ユニクロは2024年秋冬より、難民や子どもたち、災害被災地など、支援を必要とする世界中の人々にヒートテックなどを寄贈する「The Heart of LifeWear」の活動を開始した。これまでに世界28の国や地域に100万点以上のヒートテックなどを寄贈している。
2年目となる2025年も全世界で展開中。12月6日(土)には、日本相撲協会、および石川県出身親方・力士とともに、令和6年能登半島地震により被災された方々が避難する石川県能美市を訪問し、被災者の方々にヒートテックを届けた。

当日は、地元・石川県七尾市出身の竹縄親方、先日引退を発表した鳳珠郡穴水町出身の北陣親方、鳳珠郡能登町出身の栃登さん、小松市出身の可貴さんが参加。
集まった被災者の方々にヒートテックを渡したり、石川県の食材を使用した手作りの特製ちゃんこ鍋を提供することで、交流を深めた。また、会場では、津幡町出身の横綱・大の里関と LifeWear スペシャルアンバサダーの綾瀬はるかさんからの特別ビデオメッセージをサプライズ放映した。
ビデオメッセージで、大の里関は「これから、本格的な寒さが始まってきますが、ユニクロのヒートテックを着て暖かくお過ごしください。まだまだ大変な日々が続いていくかと思いますが、皆さんに元気を届けられるよう、全力で相撲をとっていきます。石川の皆さん、一緒に前を向いて頑張っていきましょう!」と、地元への思いを語り、綾瀬さんは「震災から約 2 年が経とうとしていますが、1 日でも早く、皆さんの心が穏やかで笑顔が増える日が来ることを願っています。」とそれぞれ温かい言葉を寄せ、二人からの思いがけないメッセージに、会場は大きな拍手と笑顔に包まれた。

その後、竹縄親方の合図で、日本相撲協会考案の相撲健康体操を実施。栃登さんと可貴さんがまわし姿を披露し、歓声が沸き上がる中、会場一体となって相撲の型を組み合わせた体操を行い、身体を動かした。
体操で身体が温まったあとは、親方・力士の4人が会場を回り、ヒートテックを直接手渡し。栃登さんは「ヒートテックで温かくして過ごしてください!」、可貴さんは「応援ありがとうございます!一緒に頑張りましょう!」などと参加者の方に声をかけながら、手渡していた。

さらに、石川県の食材を使用した日本相撲協会特製ちゃんこが振る舞われると、参加者からは「美味しい!」、「あったかくて嬉しい」など喜びの声が続出。登壇者4名が、参加者たちと一緒にちゃんこを食べる場面も見られるなど、温かな交流が広がった。
最後に、「The Heart of LifeWear」という活動名にちなみ、ハート型の紙にメッセージをかいてオリジナルボードを作成。参加者一人ひとりの想いがこもったメッセージを貼り付け、親方たちもメッセージを添えてボードが完成した。寄贈会を終えた北陣親方は「環境が変わって生活も慣れない部分もあると思いますが、一緒に一歩ずつ歩んでいきましょう!」、竹縄親方は「皆さんの元気な姿を見ることができて、こちらも嬉しかったです。」と、今後も地元のために継続して活動していく意気込んだ。



