【スポーツクライミンング】コンバインドワールドカップ2022いわて盛岡大会・男子注目選手を紹介!

パリ五輪を見据えた、コンバインドワールドカップが10月20日から22日にかけて岩手県盛岡市みたけの岩手県営運動公園スポーツクライミング競技場で開催されます。

現地で観覧希望の方は、岩手県外在住者は9月26日(月)17時まで、岩手県内在住者は9月25日(日)17時まで申し込み応募ができます。詳しくは、岩手県のホームページをご覧ください。

現地で観覧希望の方はこちらから

応募から外れてしまった方も、J-sportsにて私、尾川が解説して観戦できますのでぜひ楽しみにご覧ください。

https://www.jsports.co.jp/climbing/

東京オリンピックでは、スピード、ボルダリング、リードの3種目複合で争そわれましたが、パリからスピード単種目とボルダリング、リードの2種目複合に分かれ、それぞれの種目に選ばれた選手が出場します。

今回はコンバインドとは複合のことで、盛岡の大会ではボルダリングとリードで競われ合算してポイントが高い順に順位がつけられます。

それでは、男子の注目選手を紹介していきましょう!

緒方良行

出身国:日本
生年月日:1998年2月4日生
身長:172cm
得意種目:ボルダリング
最近の主な成績:2021年 ボルダリングワールドカップ年間 1位/2019年 ボルダリングワールドカップ年間 3位

細かく自己分析された地道なレーニングとそして諦めない強いメンタルを持ち、ここにきて念願のトップの座に就くことができました。鍛え上げられてきた強靭な上半身と脅威の保持力。そのフォームの良さは無駄な力みが一切なく、最小のエネルギーで最大のパワーを発揮させ、困難な課題も非常に軽々と簡単に登っているように錯覚させられます。バランスの悪い場面もブレる前に素早くこなし、複雑でバランシーな動きもダイナミックな動きと組み立てて、弾力のあるバネを武器に攻略していきます。その強さはボルダリングだけでなく趣味である大好きなお酒にも活かされているようです。

楢﨑智亜選手

出身国:日本
生年月日:1996年6月22日生
身長:170cm
得意種目:ボルダリング
最近の主な成績:東京2022オリンピック競技大会 4位/2021年 ボルダリング世界選手権 2位/2021年 ボルダリングワールドカップ年間6位/2019年 ボルダリングワールドカップ年間1位

ボルダリング、スポーツクライミングといえば“楢﨑”と言うくらい、誰もが憧れるスーパースター!ボルダリングを始めたキッズたちのまさに憧れの選手。その名にふさわしい圧倒的強さと保持力は、他の選手が登れなかった課題を、彼なら登ってくれるに違いないと、観客をワクワクと期待感で満たしてしまうほどです。まるで動物のような野生的スピードとダイナミックな登りは、本人が弱点という身長の低さを全く感じさせません!東京オリンピックでは金メダルを期待されながらも、自ら編み出した『トモアスキップ』という技のミスにより非常に耐え難い結果に終わっってしまいましたが、パリオリンピックでは悲願の金メダルを手に入れることができるのか?不屈に精神で挑み続ける姿に大注目です!

藤井快選手

出身国:日本
生年月日:1992年11月30日生
身長:176cm
得意種目:ボルダリング
最近の主な成績:2021年 ボルダリング世界選手権 1位/2021年 ボルダリングワールドカップ年間 2位/2019年 ボルダリングワールドカップ年間 5位/2019年 リードワールドカップ年間 7位

東京オリンピック代表を期待されながら、惜しくも出場を果たせなかった、その悔しさをバネにパリオリンピックに向けて地道な努力を重ね、さらなる実力を積み上げてきています。成績もパフォーマンスにも安定感があって、その登りは、体の軸のバランスをうまく使い強い傾斜も緩い傾斜もどの壁にも的確にこなしていきます。細やかな保持と足づかいは独自のムーブを作り上げて、時に意表をついたパフォーマンスで観客を沸かしたりします。今シーズンは底力を上げるトレーニングに集中し、鍼灸師のパートナーとともに虎視眈々とパリオリンピックへの切符を狙っています。

アルベルト・ヒネス・ロペス

出身国:スペイン
生年月日:2002年10月23日生
身長:178cm
得意種目:リード
最近の主な成績:東京2020オリンピック競技大会 金メダル/2021 リードワールドカップ年間7位/2019 リードワールドカップ年間2位

2018年からワールドカップに参戦し、わずか3年でオリンピック金メダルへと駆け上がってきた新進気鋭、プレミア級の才能を有した若手クライマー!他を圧倒するスタミナとパワーを持ちあわせた重量のある登りは、まさにホールドを握り潰し、押し分け登っていくブルドーザー並み。安定した踏ん張りと腕力は高度が増しても衰えることを知りません。東京オリンピックの3種目コンバインド複合というルールにおいては、当初誰もが予想しえなかった彼の金メダル。その重圧に臆することなく我が道を突き進んでパリオリンピックを目指していくという覚悟に注目です。掘りが深いのにどことなくアジア人を彷彿とさせる彼の笑顔に日本人の女性ファンも多いです。

ヤコブ・シューベルト

出身国:オーストリア
生年月日:1990年12月31日生
身長:176cm
得意種目:リード
最近の主な成績:東京2022オリンピック競技大会 銅メダル/2021 世界選手権リード 1位/2021年ワールドカップ年間 16位/2019年ワールドカップ年間 14位

10年以上世界の頂点に君臨し続けるクライミング界のキング。過去3回のリード年間チャンピオンと3回のリード世界選手権優勝、50回以上の表彰台、これが彼の圧倒的な実力を物語っています。研ぎ澄まされた洞察力と無駄が一切省かれた登りは、ボルダリングにもリードにもしっかりと生かされ、2019年初代コンバインド世界選手権優勝へとつなげています。決して大胆な登りではありませんが、緻密に計算された彼の足づかいと保持は、まるで静かに奏でるピアノのようになめらかに登り上がっていきます。まさに音楽家“シューベルト”のよう。経験値を十分重ねてきた今も最前線を走り続けるキングシューベルト、彼の勢いはまだまだ止まりません。紳士的で物腰の柔らかい彼の性格に魅了されるファンも非常に多いです。

アダム・オンドラ

出身国:チェコ
生年月日:1993年2月5日生
身長:186cm
得意種目:リード
最近の主な成績:東京2020オリンピック競技大会 6位/2021年 ボルダリングワールドカップ年間3位/2019年 ボルダリングワールドカップ年間2位/2019年 リードワールドカップ年間1位/2019年 リード世界選手権 1位

コンペシーンにおいても、アウトドアシーンにおいても数々のクライミング界の歴史を塗り替えてきたレジェンドであり、熱烈でコアなファンも非常に多い!2014年の世界選手権では史上初となるリードとボルダリングの両種目で優勝、2017年には世界最難ルートの5.15dを人類初の完登と、彼のクライミングスタイルの優位性を高めてきました。そのクライミングに対する彼の哲学的な思考は、若手世代やファンに魅力を与え、影響を与えて続けています。誰も思いつかない発想とそれに裏打ちされた経験値でムーブを作り上げ、一寸違わぬ正確性をもって登っていきます。肉体も精神も絞り上げられた彼のパフォーマンスを観れば、クライミングの真髄に触れることになるでしょう。

どうでしたか?どんな選手でどんな登りをするのか?ぜひ楽しみに応援しましょう!

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この記事を書いた人

プロクライマーの尾川とも子です。現在二児のママでありながら、トレーニングに励み、登り続けております。スポーツクライミングが東京2020オリンピック競技会に正式種目として追加されたことで、多くの方に競技を知っていただけるようになりました。かつて、世界大会やワールドカップ(ボルダリング)で日本人女性の選手は私しかおらず、 まだ世の中に「ボルダリング」という言葉も浸透していなかった時代を過ごし、そんな壁を乗り越えるべく、このスポーツの魅力を何とか皆さんに知ってもらいたい!と無我夢中で走り続けてきました。1978年4月14日に生まれ、 幼少から毛利衛さんに憧れ、宇宙飛行士を目指して早稲田大学理工学部応用物理学科に入学。日本で一番宇宙に近いところに行きたいと富士山を登ったことをきっかけに、登山と宇宙飛行士に通じるものを感じ取り、のめり込んでいきました。 大学在学時、より高難度の山に挑戦するためロッククライミングを始めたのがきっかけです。クライミングジムで練習時、国体山岳競技に誘われたのを機に本格的に競技の世界へ足を踏み入れることになりました。その後、命綱を使わないボルダリングに集中し、競技歴3年でアジアのトップに。 日本人女性初のプロフリークライマーとして、世界を転戦し数々の大会や高難度の岩に挑戦。1000種類の岩を登った主婦としてもメディアで取り上げられました。2008年4月には、日本人女性初の難度V12を達成。 2012年10月には世界で女性初となる難度V14を達成。2012年に世界で最も活躍したクライマーに贈られるGolden Piton賞、2014年にGolden Climbing Shoes賞を両賞とも日本人史上3人目、日本女性初の受賞。スポーツクライミング解説者、NHKのボルダリング講師を努め、「夢・挑戦の大切さ」や「クライミングから学ぶ危険回避の方法」を伝えるイベント・講演などで啓蒙活動を行う傍ら、 実際登ることできない方でも安全でゆるっとボルダリングの魅力が楽しめる『シートボルダリング』を開発。より多くの方にスポーツクライミング、ボルダリングの魅力を伝える取り組みを積極的に行っています。現在 1男1女の2児の母であり、ママさんクライマーとして、今なおトレーニングにも励んでいます。これからは、今まで培った経験を活かし クライミング・ボルダリングを通して、様様な方のお力添えになれるような活動、クライマー尾川とも子にしかできない活動をしていくことが夢です。スポーツクライミングの世界のさまざまな情報をわかりやすく皆様にお届けできればと思います。

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