【塩原恒夫】F1世界選手権2023開幕戦バーレーンGP/長い旅の始まりをダイジェスト実況

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金曜日・フェルナンド41歳、カーナンバー14番

直前のテストを受けて迎えた2023年のオープニング・フライデー。午後2時30分、バーレーン・インターナショナル・サーキットです。ピット出口に近いウィリアムズ勢が、アルボンを先頭にコースインです。星条旗を纏うルーキー=サージェントも気持ちをこめます。タイムは、序盤からレッドブルとアロンソが上位に。フェルスタッペンは、セクター1最速も、セクター2以降は、ペレスがトップで主導権を握ります。去年ポール・トゥ・ウインを飾ったルクレールは、リアウイングの揺れる思い〜相棒サインツは、ターン9の回転劇〜跳ね馬新体制の行末や如何に…

予選・決勝時刻と同じ午後6時、答え合わせの60分間。ソフト・タイヤを装着しても、残念ながらメルセデス・カラーに輝きは見られません。変わって、アストンマーティンがTOP3のポジションを狙います。テスト負傷欠場のストロールも、初日TOPの41歳アロンソに感謝する6番手。その一つ上5番手に、去年代役参戦ヒュルケンベルグの超安定、4シーズンぶりフル参戦出だし好調アピールです。心配しつつも信じて待ちましょう、角田・デフリース組。そんな訳で、順位の並びは期待8割・不安2割で開幕日のセッションを終えています。

土曜日・父に捧げたマックスPP、母が祈ったランスTOP8

ここはバッサリ、予選結果〜月の砂漠に金・銀・銅 栄光目指すスターティング・グリッド・ショー 開演です。

最後列は、ガスリー移籍で空いたシートにデフリース

新人ピアストリ マグヌッセン先輩に隣近所のご挨拶

サージェント アルボン 名門復活へ8列目なら良しとしよう

ユウキが与えるサムライQ1突破口、初戦の相手は中国ジョウ・グアンユーだ

春のチーム新体制キャンペーン 今ならボッタス ノリスがお得です

年男ヒュルケンベルグ兎の跳躍で オコンを飛び越えろ 

ケガのせいにはしないぞストロール クルマのせいでも頑張るぞハミルトン

ラッセル アロンソ メルセデス・パワーユニットで前方2列のブロック崩しだ

去年のワンツーが蜃気楼ではないことを サインツ ルクレール 証明せよ

王座防衛へ、レッドブル最前線異常なし ペレス フェルスタッペン=ポールポジション 

      以上20人によるオープニング・ナイト・パーティーです!

フジテレビ中継37年目の森脇基恭さん(左)は3日間、川井一仁さんは土・日の解説でお世話になりました

日曜日・レッドブルGO!GO!、フェラーリNO…

先週行われたテストからの一週間で、最も暑い一日と現地からの報告がありました。昨日の予選では、決勝を見据えて新品ソフトタイヤを温存したフェラーリ・ルクレールは、パワーユニットのエレメント交換とのこと。レースは果たして〜史上最多の23戦、砂漠を流れる風が夢と希望を届けてくれる〜シグナル、ブラックアウト〜フェルスタッペンの真後ろからルクレール好反応で2位、レッドブル最前列を早くも崩します!あーっと、パーツが飛んだ〜ストロールとアロンソ接触、チームメイト同士の挨拶はクルマに乗る前に済ませておいてくださいね。

57周決勝レースは、10周目のタイミングで最後尾スタート、ガスリーがピットストップ。予想よりも早い交換ですが、アンダーカットが効果的なだけにここは思い切りました。そして、ルーキー・ピアストリが今シーズンのリタイヤ第一号となってしまいました。オコンには、ペナルティが…スタート位置を厳しく取られ、以後も罰則の罰則が積み重なっていく負の連鎖…

中盤ようやくペレスが、ルクレールを抜いて2位。レッドブル・ワンツーに戻しました。後半入ると、アロンソが、対ハミルトンを制し5位に。次のターゲットをサインツに切り替えた直後、なんと3位走行ルクレールがストップー!去年のウイナー、まさかのリタイヤです。これで俄然、表彰台争いが面白くなってきました。ここぞと狙いを定めたら、絶対にその周で仕留めてやるという気迫と集中力で、タイヤ消耗を気にするサインツをアロンソがオーバーテイク〜ついに3位浮上。

クライマックスは、角田がアルボンに食い下がる10位入賞をかけての争いとなりましたが、ストレート・スピードで及びません。3年連続の開幕バーレーンでポイント獲得とはなりませんでした。優勝は、”3連覇への道”フェルスタッペン通算36勝目。ペレスが続いて、レッドブル去年オープニング・ノーポイントのリベンジを果たしました。アロンソ99回目のポディウム、6位ストロールでアストンマーティン堂々TOP2発進です。4位サインツ、メルセデス・ハミルトン5位、ラッセル7位。ボッタス8位、アルピーヌ・デビューのガスリーは、最後尾からの9位入賞に繋げました。16位ジョウ・グァンユーが鈴鹿に次いで自身2度目のファステストを記録しています。

フジテレビNEXT・F1GPニュース

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この記事を書いた人

塩原 恒夫のアバター 塩原 恒夫 フリーアナウンサー

1987年フジテレビ入社、アナウンス室勤務〜2017年7月BSフジに出向し、広報担当局長としてアナウンス業務も兼ねる。2022年3月フジテレビを退社、同年4月よりフリーアナウンサー。フジテレビNEXT/F1中継や、福島テレビ・エキサイティング競馬のMCを担当する。

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