【塩原恒夫】お先に開幕!フォーミュラE〜3月末には東京コースを駆け抜けるゾ、シーズン10予習編

電気自動車のフォーミュラカー・レース=フォーミュラE。その節目となるシーズン10が、いよいよメキシコシティで開幕します!そして今季は、3月30日待望の東京開催(翌週にはF1日本GP鈴鹿)が控えています。自分自身のシーズン10予習として、参戦チーム&ドライバーについてまとめてみました。

カーナンバー1=シーズン9王者は、去年F1最終戦アブダビのフリー走行1でレッドブルをドライブしたジェイク・デニス。開幕戦優勝、第2/3戦も2位表彰台のスタートダッシュを決めました。4レース連続ノーポイントののち、中盤戦から勢いを取り戻すと”勝負の7月”ローマでポール・トゥ・ウインを飾り、続く最終ロンドン・ラウンドも2位/3位でまとめて、FEキャリア3年目での戴冠となりました。チームはアンドレッティ(チームランキングは3位)、同僚はニッサンから移籍のノーマン・ナト。

チャンピオン・チームは、エンヴィジョン。ただ、4勝を挙げチームを牽引したスーパーフォーミュラ&スーパーGTチャンピオン=ニック・キャシディは、今季ジャガー(チーム・ランク2位)に移籍。”Mr.フォーミュラE”ベテランのセバスチャン・ブエミは在籍2年目を迎えますが、果たしてどうか…ロビン・フラインスが古巣復帰です。

そして注目は、ジャガー。過去3シーズンにわたりタイトル争いを演じながらあと一歩のミッチ・エバンスは、チームメイトとして迎えるキャシディ同様、年間最多タイの4勝をマークしており、現段階での最強コンビの活躍に期待が高まります。

ポルシェは、序盤戦チャンピオンシップをリードしたパスカル・ウェーレンとシーズン6王者アントニオ・ダコスタ。予選でのパフォーマンスが上がればとの印象です。

第5戦東京Eプリに向けてニッサンには、スーパーフォーミュラからフル参戦2年目サッシャ・フェネストラズ。ルーキーイヤーは、モナコでの最前列スタート4位フィニッシュが輝きを放ちました。表彰台の真ん中を狙っちゃってください。ニッサンに初優勝をもたらしたオリバー・ローランドが、3シーズンぶりに移籍復帰します。

ニッサン・パワートレインとともに参戦2年目を迎えるマクラーレンは、ルーキーPP2回獲得の2年目ジェイク・ヒューズに、ジャガーから通算11勝を誇るサム・バードが加わり初優勝を狙います。

歴代チャンピオンの二人、ジャン・エリック・ベルニュ&ストフェル・バンドーンで戦うDSペンスキー。FIAワールドチャンピオンシップ昇格後最初の王者(シーズン7)として意地を見せてほしいニック・デフリースは、マヒンドラから復帰参戦。同僚は、シーズン7/8でタイトル争いを演じたエドアルド・モルタラが移籍してきました。現役最年長39歳&シーズン3王者ルーカス・ディグラッシ健在の一方で、参戦初年度の去年優勝飾ったマセラッティからF2初のインド人ウイナー=ユアン・ダルバラがFEデビュー。マクシミリアン・ギュンターと更なる飛躍となるか。全11チーム22名のドライバーが挑むシーズン10は、1月から7月まで10都市16レースが予定されています。

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この記事を書いた人

塩原 恒夫のアバター 塩原 恒夫 フリーアナウンサー

1987年フジテレビ入社、アナウンス室勤務〜2017年7月BSフジに出向し、広報担当局長としてアナウンス業務も兼ねる。2022年3月フジテレビを退社、同年4月よりフリーアナウンサー。フジテレビNEXT/F1中継や、福島テレビ・エキサイティング競馬のMCを担当する。

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