「リアル」と「バーチャル」で走るレーサー・岡田が語る。特異なeスポーツ「eモータースポーツ」①

どうも、岡田です!
ULTRA SPORTSさんからの投稿、2回目になります。

何を書こうかなと思いましたが、やはりまだまだ知り渡ってはいない「eモータースポーツ」に興味を持ってもらえるような事を書こうと思います。

目次

「リアル」と交わるeスポーツ

ゲームというバーチャルな空間で競技を行う「eスポーツ」に属する「eモータースポーツ」ですが、実はeスポーツの中でも特異なカテゴリーです。

というのも、eモータースポーツは「リアル」と切り離すことができない関係にある唯一のeスポーツ…と言えるんじゃないかと思います。

例えばeスポーツタイトルとしてはメジャーな「APEX」や「フォートナイト」といったアクションゲームがありますが、じゃあAPEX世界大会優勝者が軍隊に入るか?というと、そういう訳ではありません。
別物ですからね。

また「ウイニングイレブン」や「プロ野球スピリッツA」といった、球技のスポーツが題材となったゲームもeスポーツとして盛り上がりを見せていますが、これらは実際にボールを蹴ったりバットを振ったりするわけではなく、コントローラーでゲーム内の選手の行動を操作しているので、ある意味リアルのサッカーや野球とは違った技術が必要な競技と言えます。

その点、「グランツ―リスモ」などのレースゲームで行うeモータースポーツは、ボタン操作で車を走らせる方法もありますが、大会として開いてるものはリアルの車の運転同様、ハンドルを回して、アクセルとブレーキのペダルを操作して行います。

eモータスポーツは唯一、「リアル」と「バーチャル」でアクションが同じeスポーツなんですね。

そして僕もその一人ですが、今までずっと「バーチャル」で車を走らせていた技術を「リアル」で生かして、レーシングドライバーとしての活動を始める人たちが続々と出てきています。

そして、「リアル」の練習を「バーチャル」で行えたりもするのがeモータースポーツです。
特にモータースポーツはドライバー1人じゃレーシングカーは動かないし、サーキットをほんの数十分走るだけでビックリするくらいお金が掛かる競技です。
そこをゲームで補える…という観点で、「実車」のレーシングドライバーやチームからも注目が集まっています。

これほど密に「リアルと交わるeスポーツ」は、eモータースポーツだけだと思います。

僕がeモータースポーツが好きな理由は沢山ありますが、そういう所も大きいかもしれません。

岡田

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この記事を書いた人

岡田 衛のアバター 岡田 衛 eモータースポーツ&リアル モータースポーツドライバー

1995年5月24日生まれ。
幼少期よりレースゲームに興味を持ち、現在「グランツーリスモ」シリーズを中心に活動する
eモータースポーツプレイヤー。
2019~2020「GTSport GR Supra GT CUP」日本代表プレイヤー
2020「インタープロトeシリーズ」年間チャンピオン。
2021年より実車のモータースポーツにも挑戦。
2021年ロードスターパーティレース西日本NDシリーズ年間3位
2022年はスーパー耐久ST-2クラス「新菱オート☆DIXCEL☆EVO10」にて年間シリーズ参戦。
株式会社ウィンズアゲイン所属

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