齊藤が地域リーグの前哨戦!サッカー天皇杯予選を見る(岩手・盛岡ゼブラVS富士クラブ2003)

 

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東北社会人リーグ1部チームが開幕前に激突!

 4月17日(日曜日)、岩手県紫波町の岩手県フットボールセンターで岩手県サッカー選手権決勝トーナメント2回戦が行われました。この大会は天皇杯全日本サッカー選手権の岩手県予選を兼ねた大会ですが、今年はこれまでこの大会で絶対的な王者だったいわてグルージャ盛岡がJ2昇格に伴いシードされ、どのチームが代表権を獲得できるのか注目されています。

 そんな中、盛岡ゼブラは同じ東北社会人リーグ1部所属の富士クラブ2003と対戦しました。1か月後に開幕するリーグ戦の前哨戦ということで、どういう試合をするか楽しみでした。

当日の盛岡ゼブラのスタメン

 盛岡ゼブラのメンバーはGK熊谷蘭丸、DF上山愛史、古谷将寛、岡田祐政、山谷紘大、中村勝、MF林勇介、薄井朋也、戸澤祥也、FW森川龍誠、谷村憲一の11人。リザーブには盛岡商業高校の全国高校選手権優勝メンバーであるMF成田大樹も控えていました。

 対する富士クラブ2003は富士大学サッカー部のトップチームから漏れた選手たちで構成されたチームで、関東でもよくある学生の社会人登録の類です。昨年度のリーグ戦では0-6と完敗した相手だけに、ここは絶対に負けられない戦いでした。

前半キックオフ

 前半はゼブラのキックオフで試合開始。前述の通り、本来FWのはずの山谷、中村の両選手が最終ラインを張っていましたが、富士クラブの動きを警戒する構えだったのでは、と思います。一方で今年キャプテンに任命された谷村がFWとなり、再三チャンスを作りますが決めることができません。試合後だから書けるのですが、ここで1点は取っていたら楽になったのではないでしょうか。

 前半、先制したのは富士クラブでした。29分に佐々木真之介がゼブラのDF岡田の処理ミスをついて一気にゴールへ。ここまで好セーブ連発のGK熊谷もかわされてゼブラにとっては痛い失点でした。前半終了後岡田と山谷がこの時のことで愚痴をこぼしていました。

試合は後半戦へ

 0-1と1点ビハインドで迎えた後半、ゼブラは山谷を前に押し出しました。山谷をセンターに、4-3-3のような形に変えて同点、逆転を目指します。そして後半14分、CKのチャンス。キッカー林からのボールを山谷が押し込み同点に追いつきました。

 その後富士クラブがFWを代えて勝負に転じ、あわや勝ち越しという場面もありましたが、熊谷がはじいたボールを押し込んだFW野田飛龍のシュートはオフサイドとなりノーゴールになりました。ゼブラも谷村がまたチャンスを作りましたが、決めきることができず1-1の同点で後半を終えました。

そして、決着の時

 1-1の同点、リーグ戦なら引き分けですがここはトーナメント。決着をつけなければなりません。本来ならば延長戦を行うところですが、いきなりPK戦となりました。

 PK戦の模様は私のYouTube映像をご覧ください。試合結果は動画を最後まで見ればわかりますよ。

盛岡ゼブラvs富士クラブ2003 PK戦完全収録映像(撮影:齊藤晃)

 見ごたえのあるPK戦でした。生で観戦した私も心臓が止まりそうでしたよ。

その後

 この日はもう1試合、FCガンジュ岩手と大宮サッカークラブの試合も開催されました。こちらはガンジュが4-0で完勝でした。

 次は24日、遠野市の遠野国体記念サッカー場で準決勝が行われます。ご期待ください!

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この記事を書いた人

齊藤晃のアバター 齊藤晃 「月曜から夜ふかし」出演 盛岡ゼブラサポーター

1979年3月11日 岩手県盛岡市生まれ
高校時代より東北社会人サッカーの盛岡ゼブラサポーター。
2018年にテレビ「月曜から夜ふかし」に出演したが、それ以前から地元メディアに寄稿、出演している。

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