【MLB】2006年以来達成されていない40ー40を成し遂げられるのは誰か?

文字通り”Baseball is the best!”は様々な理由がある。その中でもスピード&パワーを兼ね備える選手たちは取り分け魅力的だ。
MLBの歴史の中でシーズン40ホームラン&40盗塁を成し遂げた選手は4人おり、1988年のホセ・カンセコ、96年のバリー・ボンズ、98年のA・ロッド、そして最もこの中で新しいのはかつてNPBの広島カープでプレーしていたアルフォンゾ・ソリアーノの2006年となっている。

2006年となれば、すでに10年以上の月日が経っており40ー40を話に挙げるのは神話的に感じるが今シーズンからのルールチェンジで盗塁数が増える可能性があり、過去4人しかいない”偉業”を成し遂げられるであろう選手がいるのは明らかだ。

以下がその可能性がある選手たちだ。順に迫っていこう。

目次

ロナルド・アクーニャJr. (ATL)

数字や期待値に目を通さなくても、40ー40となればアクーニャの名前がファンの間では真っ先に浮かぶことだろう。2019年シーズン、アクーニャは41ホームランを放ち、40盗塁まであと3つの37盗塁でシーズンを終え、開幕から前十字靭帯損傷からの復帰を目指すシーズンとなった2022年を除いてのシーズンで、アクーニャはバレル率、スプリントスピードの両方で90パーセンタイルを記録していた。すなわち、この偉業を成し遂げるために備え付けられたコンビネーションであると言えよう。ファングラフスの予測システムの一つSteamerではアクーニャは今シーズン31ホームラン、35盗塁と予測されており、このシステムでは唯一の30ー30を送るであろう選手となっている。またこの期待値が正しければ25歳までの間に二つ30ホームランと30盗塁を達成した初めての選手となるかもしれない。

フリオ・ロドリゲス (SEA)

今後数年にわたって、パワーとスピードを備える選手としてロドリゲスの名が挙げられるだろう。昨年、ロドリゲスはメジャーでの最初のシーズンで25ホームラン&25盗塁のパフォーマンスを披露した初めての選手となり、通算81試合目での15ホームラン、20盗塁はMLBの記録の中での最短記録だった。
その為長く健康な状態でのフルシーズンをロドリゲスが過ごせば、そのポテンシャルは無限大かもしれない。また、ロドリゲスは昨年、マイク・トラウト、バイロン・バクストンと並んでハードヒット率、スプリントスピードで90パーセンタイル以上とその高いポテンシャルはデータでも折り紙付きである。

マイケル・ハリス (ATL)

ロドリゲスと共に新人王に輝いたハリスは、昨年のデビューシーズンで20-20にわずかに手に届かず114試合で19ホーマーと20盗塁をマークした。スプリントスピードは95パーセンタイルとその走力は守備でも発揮され、また19ホームランの内14本は打球初速が105マイルを超える打球でありパワーも明確だ。また105マイルを超えたホームランの数は、昨年のルーキーの中でロドリゲスの18本、ボビー・ウィットJr.の15本がハリスよりも多い結果となっている。
またルール変更がどれほど影響を与えるか不鮮明であるが、今シーズン、ハリスは少なくとも20盗塁を走ると予想されている15人の一人に名前が挙がっている。

ボビー・ウィットJr. (KC)

ロドリゲス、ハリスに並びウィットは昨年のルーキーでパワー&スピードを体現したもう一人のルーキーだ。ウィットもまた20ホームランと30盗塁をMLBでの初めてのシーズンで成し遂げた2番目の選手となり、1977年に21ホームラン42盗塁の活躍を収めたミッチェル・ペイジしかいないリストに加わった。
MLB平均のスプリントスピードは27フィートだが、ウィットのスプリントスピードは30.0フィートでこの部類ではエリートと称される領域であり、今シーズンの予測ではウィットは27盗塁と予想されておりこの盗塁数はリーグ4位タイとなる。

ジャズ・チゾムJr. (MIA)

パワー&スピードのコンセプトで、名前が出てくるだろうもう一人の選手かもしれない。
ここ2シーズンでチゾムのスプリントスピードは94パーセンタイルをマーク。昨年はケガで60試合のみにとどまったが、25のバレル数は2021年のキャリアハイ(この年の出場数は129試合)の29本にあと4本に迫った。さらにチゾムは最低25盗塁を成し遂げる可能性のある9人に挙げられている。

他の候補者

大谷翔平  2021年のMVPシーズンに26盗塁、過去2シーズンは30ホームラン以上を記録。

セドリック・マリンズ (BAL) 2021年に最後にメジャーで30-30のシーズンを過ごし、それぞれホームラン数、盗塁数はともに30ちょうどだった。

カイル・タッカー (HOU) 昨年2022年シーズンに最低30ホームランを打った23人の打者で25盗塁は最も多い。

フェルナンド・タティスJr. (SD) まだ薬物規定違反による出場停止が解けていない為、少ない出場となる中では難しいものとなるが、最後に振るシーズン過ごした2021年シーズンは42ホームラン&25盗塁。

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https://www.mlb.com/news/mlb-players-who-could-hit-40-homers-steal-40-bases

本記事は、URL元の記事を元に翻訳、書き加えたものです。
引用元:berkshireeagle.com

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