【MLB】ドジャース、レギュラー遊撃手・ラックスがシーズン全休。後継者は誰に?

今オフ、ロサンゼルス・ドジャースはフィリーズへと移籍したトレイ・ターナーと再契約を結ばなかった。その理由は、チームがギャビン・ラックスに大きな期待をしていた事が一番の要因だろう。チーム内部では25歳のラックスが毎試合打席機会を得られることでブレークへの期待、さらには2023年シーズンのドジャース打線において必要不可欠な存在として考えられていた。

しかし現地月曜日のオープン戦の試合中、ラックスは右足の前十字靭帯損傷と大怪我を負い、現地火曜日の午後ドジャース監督のデイブ・ロバーツはラックスが来週の火曜日に手術を受ける事を報道陣の前で明かした。またロバーツ監督はラックスの怪我の回復に約8か月ほどを要すると加えた。

ラックスをけがで失なった事は、ドジャースにとってかなり大きな打撃であり、チーム外部を見渡してもFAの残っているトップ選手がホセ・イグレシアス、ベテランのディディ・グレゴリス、アンドレルトン・シモンズとショートが守れる選手のオプションは少ない状況となっている。またFAのマーケットにはジュリクソン・プロファーが残っており遊撃を守った経験はあるものの、レンジャーズ在籍時の2018年以降守備機会はなく昨年は内野の土に足を踏み入れていない。

とはいえ、ロバーツ監督がLAタイムズのジャック・ハリスを含めた記者陣に対して「ドジャースは、内部だろうとも外部だろうとも、いつもより良くしていくことを取り組んでいる」話すとように、ドジャースのフロント陣はFAやトレードでその穴を埋める選手を獲得することは除外しておらず、ファンサイデッドのロバート・マリーも関係者の話としてそう伝えている。
しかしながら、チームに現在居る選手が開いたショートの穴を埋める事が濃厚で、オフシーズンにマーリンズとのトレードで獲得したミゲル・ロハスがショートで守備機会を多く得る事だろう。34歳のロハスは過去数シーズン打撃面では停滞しつつあり、昨年は右の手や手首に問題を抱えるなか打率.236の成績に終わり、オフに2度手術を受けた。だが守備面では素晴らしい仕事を果たし、スタットキャストのOAAではリーグ全体98パーセンタイルとエリート級の守備は健在だった。さらにロバーツもロハスに対し、自信を示しておりフィールド上でのロハスの能力を強調。「彼の仕事は我々の攻撃を引っ張る事ではない」とのコメントを残した。

一方ロハスはLAタイムズの取材に「ラックシー(ラックスの愛称)に起こったことは不幸なものだ。だけどもし自分がショートをプレーするという意味であるならば、自分が必要としていた事だ。この機会の為に自分は準備していた。それに対して、万全を喫す必要がある」と語った。

またユーティリティープレイヤーのクリス・テイラーもショートを守った経験がある事から、ドジャースはチームの内野陣を起用する中で”クリエーティブ”な事ができるかもしれない。18年のア・リーグMVPで昨年シーズン最多35ホーマーを放ったムーキー・ベッツは自らのキャリアを長く続けるために、セカンドを守りたい趣旨を言及しており、内野で守備に就く可能性がある。それに加え、ラックスの怪我が起きる前でさえも守備機会増加が見込まれていた若手のミゲル・バーガスも忘れてはならない。

ドジャースはラックスの前十字靭帯損傷という大きな怪我を乗り越える事ができるほどのタレント能力がラインアップにあるが、2年連続オフシーズンでコリー・シーガー、トレイ・ターナーがチームを去った後さらにショートの層を薄くする事態へとなった。そして攻撃陣とロバーツに、打ち勝たなければいけない重圧がかかった。

https://www.latimes.com/sports/dodgers/story/2023-02-28/gavin-lux-injury

本記事はURL元の記事を元に翻訳、書き加えたものです。

https://fansided.com/2023/02/28/dodgers-news-gavin-lux-replacement/

本記事はURL元の記事を元に翻訳、書き加えたものです。
引用元:dodgersway.com

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