【緊張をほぐす】全競技に共通する”イメージトレーニング”の方法とは?

皆さんこんにちは!弓道部のゆうと申します。【弓道部のゆう】というYoutubeチャンネルを運営しており、弓道初心者の方、弓道の技術の壁に当たっている方々の参考になればと投稿をしています。

弓道は的の距離・試合道具は変わらないので、自分との対話、及び周りの環境が違うことが緊張をしてしまう要因です。弓道の試合は、弓道場で行われる場合と、アリーナなどを弓道競技用に突貫工事の設営をする場合の大きく2つに分かれ、主に弓道場かアリーナで試合が行われます。

弓道場のように的の周りに土があり、芝生がひかれ、半分外のような道場で試合をすることもあれば、アリーナのように天井が非常に高い所で試合をすることもあります。特にアリーナはいつもと違う雰囲気なので気持ちが煽られて思うような結果が出せない選手もいます。

イメージトレーニングは、自分があるシチュエーションになったときに、どんな行動をしたらいいかの想定をしておくことで対応策がわかり、パニックにならずに対応できるようになることです。

弓道強豪校の皆さんは日々稽古をしていますが、的中率向上だけでなく、イメージトレーニングなどのメンタルトレーニングの時間も確保しており、心身共にトレーニングに励んでいます。どんな会場でも高いパフォーマンスを出せるようになれば、緊張もしないし、いわゆる場慣れを踏むために数をこなさなくてもよくなるので、イメージトレーニングはとても重要です。

イメージトレーニングはどのようなものなのか、どうやって訓練するものなのか?をお話しできたらなと思います。

目次

イメージトレーニングとは?

実際には動かず【頭の中で】カラダを動かすイメージを行うことで、パフォーマンスを高め、戦術の理解を深めるトレーニング方法になります。

様々なシチュエーションをイメージしておけば、本当にそのシチュエーションになった時に対応策がわかるので落ち着いて競技に挑むことができます。

弓道で言えば、相手が優勢で絶対に的中しないといけない状態、どんな気持ち・考えになっていればパフォーマンスが発揮できるでしょうか。それぞれ解説して行きたいと思います。

イメージトレーニング方法

イメージトレーニングで行うことは、試合の流れと運び方です。

  • 前日まで
  • 当日朝から試合会場まで
  • 試合会場に着いてから試合までの過ごし方
  • 試合控えでの過ごし方
  • 試合中
  • 試合後

の6つで分けて考えます。その中でも特に試合中の展開は一番イメージトレーニングをする回数・時間を多くすることをお勧めします。

試合中のイメージトレーニングの方法

弓道での試合のイメージトレーニングでのシチュエーションを下記にまとめて見ました。もし弓道されている方いらっしゃれば、下記のとき自分はどんな行動・考えをしているのか、ぜひ考えて見てくださいね♪

「射位にお入りください or はじめの声かけ」の合図で考えること・・・チームで円陣をして、その時に緊張していたらどんな声かけがいいのか?この時に他の大学の声かけが気になったら?「行射を開始してください」が、自分の学校待ちだったら?

1本目、相手校の選手が○で、自分の学校が✖️だった時の感情は?✖️が続いてしまったら?

1本差で試合が運ばれて行ったら?

的中ばかり気にしてしまったら?

自分の射がわからなくなってしまった時?

緊張して手元が震えてしまったら?

などなど・・・、弓道は試合中、対自分になる訳なので、自分の考えをコントロールできるかが勝負の別れ道です。

上記のようなミスをイメージし、そのイメージを巻き戻してどう動けばよかったか想像してみてください。改善策を見つけたら、最後にその方法で成功したイメージを持ってトレーニングを終えましょう。

この、最後に成功した時のイメージを持っておくことが非常に大事で、どんな気持ちになっているのかを記憶することで、試合中その気持ちを知っているモチベーションがあるので明確な目標が脳にあるのだと思います。

環境も合わせてイメージをする

弓道場で試合をするのか、アリーナで試合をするのか、弓道をするときの試合会場はどんなイメージをしているでしょうか?

アリーナは、天井が高くいつも練習している弓道場と全く雰囲気が違うので気持ちが煽られることがあります。そんな時、環境と合わせてイメージをしておくことで、シチュエーションの対応ができるようになります。

試合中に感じる自分の音・周りの音・お客さんの動作・看的の見え方・審判・照明・応援の拍手・声・温度・体に当たる風、などなど・・・

環境も合わせてイメージをしておくといいと思います。

自分が活躍しているイメージで終わる

一番大事なのは、自分が活躍して試合に勝ったイメージをして終えることです!笑顔になってモチベーションが上がり、その気持ちが周りへも伝達するので、イメージトレーニングをする際は自分が大活躍したり、試合後に表彰台に立ったりしているところまでイメージをするといいです!

イメージトレーニングは毎日行う

イメージトレーニングは何度も何度も繰り返し行うことで、効果が全く違ってきます。

イメージトレーニングの効果にはゾーン体験、モチベーションの持続、トラウマ・イップスの克服、技術習得と定着化、怪我の予防、感情のコントロールなどがあります。

一度に全てを行うと、集中力が持続できなかったり、シチュエーションの想定不足という状況に陥り、試合で高いパフォーマンスが発揮されないので、毎日数分でもいいのでイメージトレーニングを行うと良いでしょう。

「もう少しできたのに」

「練習ではうまく行ってたのに」

という後悔をしないためにも、継続的にイメージトレーニングを行うことで、試合で良いパフォーマンスが発揮できることと思います。

今回は、メンタル競技の弓道で実践しているイメージトレーニングについてお話をしました。ぜひ参考にしていただけたら幸いです。

弓道の技術面を知りたいよ!という方はこちらから!

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この記事を書いた人

弓道部のゆうのアバター 弓道部のゆう 弓道系YouTuber

高校から弓道を始め高校・大学で数々の入賞経験あり。社会人になり弓道から離れていましたが、これから弓道をはじめる人、もっと弓道が上手くなりたいと思っている人の参考になればと思います。

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