2023年5月7日(日) 十勝スピードウェイで北海道クラブマンカップ VITA-01 第1戦が行われました。
北海道で1番盛り上がっているレースと言っても過言ではないVITA-01レースのレポートをしていきたいと思います。
レースのレポートの前に北海道クラブマンカップVITA-01は「ミニミニ競争女子選手権」でもあるのです。
「RINA ITO選手」・「織戸 茉彩選手」・「関 亜由美選手」
「VTuberの風越星名ちゃん」「TBRマネージャーあやみさん」
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2022年シリーズチャンピオンの大島良平選手 VS 2021年シリーズチャンピオンの佐藤元春選手との闘い!!
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大島良平選手がVITA-01レースに挑戦する事になった最大の要因は、佐藤 元春選手が乗っていた777号車を借りて乗った事が始まりである。「俺もレースに出たい!!」という思いに駆られKOSHIDO RACINGに所属し6、7年程KOSHIDO RACINGからレースに参戦していた。
KOSHIDO RACINGの佐藤選手を師匠と仰ぎ、レーサーとしての技術を磨き北海道クラブマンカップに参戦するも上位での戦いが出来ず悔しい日々が続いていた。
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そんな、大島選手に転機が訪れたのは、これまでの北海道クラブマンカップ VITA-01レースに参戦していた経験を評価され、2021年にTVC SAPPORO(東京バーチャルサーキット札幌)というレーシングシミュレーター江別店の指導員となった事だ。
会員様にドライビングテクニックを指導していた大島選手だったが運命的な出会いをする事になる。
お客様として訪れていた栄建設株式会社の佛田 尚史社長と出会う。
佛田社長はモータースポーツを通じて建設業界の発展に寄与したいという思いがあり、2022年シーズンにVITA-01のレーシングチームを発足する考えを大島選手に伝え、ドライバーとして乗ってもらいたいというオファーを大島選手にする。
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2022年 大島選手は長年所属していたKOSHIDO RACINGから栄建設株式会社が母体となるTBRに移籍。
新車のVITA-01を駆り2022シーズンのチャンピオンを獲得するのである。
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師弟関係でもあり、ライバルでもある2人が2023年シーズンをどう戦うのか?
冬季期間で半年もの間、閉鎖されていた十勝スピードウェイで2023年5月7日レースが開幕する!!
シーズン開幕戦はマシントラブルに見舞われる。
佐藤選手はエンジン・ミッショントラブル
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大島選手はフレームにトラブル
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その他に、私が知っている限りの情報ですが、61号車の「北海道の生ける伝説」平中 繫延選手のマシンも電気系のトラブルに見舞われていた。
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予選レポート 波乱&戦略
ポールポジションを獲得したのは、恒志堂レーシング VITA 12号機 佐藤 元春選手
残り1分の段階でトップと0.078秒差の2番手だったが、最終ラップで逆転してポールポジション!!
佐藤選手の予選後のコメント「チームメイトの浅井選手310号車が前にいたから最終ラップでアタックするって決めてました」
2番手タイムをマークした恒志堂レーシング VITA 310号機 浅井 康児選手
予選序盤は9番手 中盤5番手で進み 残り3分で1分30秒643をマークして3番手
77号車 村上 泰規選手が走路外走行で1グリッド降格し予選2番手を獲得
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レース歴2年目の77号車 村上 泰規(むらかみ たいき)選手は残り1分まで1分30秒589の走りでトップタイムをマークしていたが、公式予選タイムの結果、走路外走行で1グリッド降格
それでも、2年目のシーズンを予選3番手という好結果を残す。
【ここだけ裏話】
〇村上選手は体重を15キロ程度減量をして今回のレースに挑んでいました。
めっちゃ大変だったようです。焼き肉食べたいとの事
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4番手 TBR VITA ♯778 大島選手
予選開始から12分経過までは1分30秒926でトップだった大島選手だったが、後半タイムが伸びず4番手
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5番手 KOSHIDO RACING 910号車 工藤 大祐選手
1分31秒060をマークし5番手スタート
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6番手 RINA ITO選手 1分31秒141
上位争いをしているRINA選手、2023シーズンは女性での表彰台も見えてきた!!
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7番手 坂本 幸照 1分31秒277
今回のレースで私が1番注目していたドライバーの坂本選手が中盤グリッドまで沈んでしまう波乱。
坂本選手のコメント「予選で新品タイヤを使ったのが敗因でした」「練習と違う事をすると駄目ですね」
「いや~悔しい!!でも決勝は頑張りますよ!!」
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8番手 後藤 比東至選手 1分32秒033
後藤選手のコメント「ポンと来て良い結果を出す程甘くないです」「修業は続きます」
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9番手 平中 繫延選手 1分32秒113
電気系のトラブルで不本意な9番グリッド
平中選手のコメント「エンジンが吹けたり 吹けなかったり 調子が悪いんだ~」
69歳のシーズンでもレース活動を続ける十勝のレジェンドです。
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10番手 関 あゆみ選手 1分32秒297
初めてのシングルグリッド獲得かと思われたが、ピット出口ホワイトラインカットにより1グリッド降格
しかし「唯一の旧型エンジンで」このタイムは驚愕でした。
VITA-01レース歴2年目の女性ドライバーが急成長を遂げており次戦のレースが楽しみ。
(次戦は新車のマシンが投入予定です。速さはもちろんですが、カラーリングにも注目です)
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11番手 梅田 和志選手 1分33秒212
梅田選手は十勝のVITA-01レース発展の事も考えながらレースをしている選手です。
今シーズン足立眼科様のサポートを3人の選手の為に依頼して頂いたと聞いております。
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12番手 山口 琢美選手 1分33秒849
(次戦はコメント頂戴しにお伺いさせて頂きたいです)
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13番手 織戸 茉彩選手 1分35秒223
北海道のモータースポーツを盛り上げて頂きありがとうございます。
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決勝レポート
ポールポジションからスタートした佐藤選手がスタートをきっちり決めてホールショットを決める。
その後もミスのないパーフェクトな走りでポールトゥウィンで第1戦を制しました。
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予選3番手スタートの村上選手も優勝した佐藤選手に食らいついて終始2番手を走行。
大きなミスも無く2位でチェッカーを受ける。
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2022年チャンピオンの大島選手はマシンにダメージを負いながら懸命に3番手を死守し3位でチェッカー。
レース後の大島選手のコメント「正直、マシントラブルが続いてレースを棄権する事も考えていました」
「そんな中でメカニックのよこやんが応急処置をしてくれてレースに挑む事ができました。」
「速く走るためのセッティングまで出来なかった状況を考えると3位で終われた事は出来過ぎでした!!」
「次戦は絶対勝ちます!!」(メッチャ悔しそうに話してくれました。)
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予選2位だった浅井選手は序盤に後退してしまい表彰台を逃し5位チェッカー。レースが終わってから浅井選手に話を伺ったところ「2回もシフトミスしてしまった~」との事。浅井選手は笑って「次戦は負けないよ~!!」と村上選手に話す一面も!!
実際のところ決勝レースでの最速タイム1分30秒798をマーク!!
ミスが無ければ優勝していた可能性も十分です!!
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タイヤ選択を間違えてしまった予選7番手の坂本選手も決勝では1分30秒807で浅井選手に次ぐタイムで決勝は4位チェッカー。上位勢と何ら変わらないタイムで走っており次戦も注目していきたいと思います。
レーサー歴がベテランの域に達している坂本選手は昨年ルーキーイヤーだった村上選手に対して様々なアドバイスをしていたそうです。今回のレースで2位チェッカーを受けた村上選手に対して「もう何も教えない」と笑って話をしていました。ここでも師弟対決といったところでしょうか!?
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9位チェッカーの後藤選手と村上選手はレース後に談笑していました。
後藤選手と村上選手は十勝で開催される耐久シリーズで一緒のチームで走っていた事もありますので
こちらも師弟関係といったところでしょう。
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今回のレースを通じて感じた事は、ベテランレーサーと若いレーサーがマシンセッティングやドライビング技術をディスカッションしてお互いの良いところを引き出し相乗効果で速くなっているという事を感じました。
次戦は、十勝で1番若いドライバーの四倉 悠聖選手と恒志堂レーシングからは京都府出身の上野 大哲選手が参戦する予定と聞いております。
誰が優勝するのか?分からない。本当にレベルの高い北海道クラブマンカップVITA-01レースが次戦行われます。
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