【セパタクロー】現日本代表コーチ松田祐一が語る、「空中の格闘技」セパタクロー!

みなさん初めまして。元セパタクラーで、現在はコーチを務めております松田祐一と申します。ウルスポ様を通じてセパタクローの魅力を伝えていきたいと思いますのでよろしくお願いします!

目次

セパタクローとは?

セパタクローとは、手以外の足や頭を使って行うバレーボールに似たスポーツのことを言います。試合中はサッカーのオーバーヘッドキックのようなスパイクを連発し、『空中の格闘技』とも呼ばれる、とてもアクロバティックなスポーツです。

コートはバトミントンコートと同じサイズで、基本的に3回以内で相手コートに返すのはバレーボールと変わりませんが、連続タッチが可能となっています。ですので、自分でレシーブ、トス、アタックといったことが可能で、相手を惑わす際にも有効となっています。

スパイクは主にローリングスパイク(回転して打つ)と、シザーススパイク(ハサミのような打ち方からこのようなネーミング)の2種類に分けられ、その特性を生かした戦術などもあり醍醐味の一つでもあります。

ローリングスパイク
シザーススパイク
photo by 高須 力

さらに詳しいルールはこちらを→ セパタクローとは? (セパタクローESリーグ公式サイトより)

日本セパタクロー協会HPより引用
〈動画提供〉国際機関 日本アセアンセンター

国内大会

日本国内には、北海道から九州まで様々なクラブがあり、日本一のクラブを決める全日本選手権や、学生日本一を決める学生選手権、その他にも毎月のように大会が行われており、2022年度は全国で15の大会が行われる予定です。気になる大会があればぜひ体育館へいらして下さい!

2022年度スケジュール(日本セパタクロー協会HPより)

セパタクロー日本代表の活動

セパタクローの国際大会は、毎年タイで世界選手権が開催されており、その他にも大小合わせて多くの大会が世界で開催されています。また4年に一度開催されるアジア競技大会(以下アジア大会)が私たちにとって最高峰の大会となります。アジア大会で男子は2002年の釜山大会で初の銅メダルを獲得し、それ以降では2010年広州と2014年仁川で銅メダル、2018年パレンバンで銀メダルを獲得しており、女子は2002年から2014年まで毎回銅メダルを獲得しており、世界の強豪と肩を並べるまでに成長しています。

2018ジャカルタ・パレンバン大会
photo by 高須 力

今年はアジア大会の開催される年で、9月に中国の杭州で開催予定でしたが、新型コロナウィルスの影響で延期が発表されており時期はまだ未定となっています。また、2026年には愛知県名古屋市でのアジア大会開催が決まっており、金メダル獲得を目標に日々活動しています。

2026 愛知・名古屋アジア競技大会HP

現在は、7月にタイのバンコクで世界選手権が開催される予定で、そこでのメダル獲得に向けて男女ともに強化に励んでいます。

簡単でしたが、今回は日本のセパタクローについてお話しさせていただきました。次回は日本初のセパタクローリーグ、ESリーグについてお話しさせていただきたいと思います。

EXTREME SEPAKTAKRAW 【ES LEAGUE】公式サイト

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この記事を書いた人

松田 祐一のアバター 松田 祐一 セパタクロー日本代表強化部コーチ

2000〜2012年セパタクロー日本代表として活動。世界選手権銅メダル。広州アジア大会 チーム種目、ダブルス種目銅メダル。現在は日本セパタクロー協会強化部コーチを務める。

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