春は仕事・学業に関連して今までと異なる環境で生活を始める方が多いですが、少し落ち着き余裕ができると、新しいことへの挑戦や、趣味・スポーツを再開されることでしょう。
学校であれば部活がありますが、大人は自らがやりたいことの場所を開拓する必要があります。
バスケットボールの人気も高まり、バスケに挑戦しようと考えている大人初心者や、カムバックしてバスケを再開したい大人も多いと思います。
大人初心者がバスケットボールをやれる場所を見つけ初めて参加する時、どこなことに気をつけた方が良いだろうか。
バスケットボールができる場所を探す
SNSが今ほど普及していなかった時は、バスケットボールができる場所を見つけるのはなかなか難しいものでした。
しかし、Twitterなどでバスケットボール団体からの発信のみならず、そこに参加した感想を個人が発信することが増加して、バスケットボールの開催団体を見つけやすくなりました。
SNSから開催団体のホームページやブログにも辿りつきやすくなりましたし、古くから運営されているコミニティサイトから地域開催のバスケットボール団体を見つけることもできます。
団体によってはゲームの様子をYouTubeにアップしているので、雰囲気もわかりやすくなってきました。
ただ、やはり参加してみないことには、自分にあっているのかは見当がつきません。
勇気を持って門を叩く必要があります。
参加ルールはしっかり目を通す
参加の呼びかけと同時に団体の方針やルールの記載があるので、しっかり目を通す必要があります。また、自身が望む内容と参加基準や方針が合うかも確認をしましょう。
当日の持ち物についても記載がありますが、特に初心者の方はしっかり確認しましょう。
コロナ禍前ではゲームで使用するビブス(チーム分けのための薄手のゼッケン)を開催側が準備することも多かったが、今では濃淡Tシャツを参加者自身が持参することが当たり前になっています。
意外と忘れがちです。
そして濃淡なので白・黒を準備するのが良いです。
稀に微妙な明るさのグレーTシャツだけを持ってきて着用している方がいますが、これは開催者も他の参加者も結構困ります(色分けでわかりにくい)。
例えば、黒のTシャツを持っていない・・・という場合も、できる限り事前に準備しましょう(間に合わせの無地Tシャツで十分です)。
ボール持参が好ましいですが、まだボールを持っていない時は、参加表明をするときに、ボールが無いことを伝えておきましょう。
団体によっては練習用ボールを貸し出してくれますが、事前に伝えてもらわないと、準備ができない場合があります(体育館にボールがあっても使用できない場所もある)。
今後は不要になると思いますが、当日に自宅で検温した写真の提示が必要な団体もあり、見落としがち、忘れがちなので注意が必要です。
体育館の使用ルールもあるので提示ができない場合は、参加を控えなければならなくなってしまいます。
参加する前に質問をしたい時、質問のルールをしっかり確認しましょう。
団体によってはグループLINEを活用していますが、大抵そのLINEは開催者の発信用で質問は個別に送るよう案内がされているにもかかわらず、グループLINEに質問を投稿してしまう方がいます。
気をつけましょう。
参加当日の注意点
初めての土地・場所だろうと思いますので、体育館の場所はGoogleマップなどで事前にチェックをしておきましょう。
とはいえ、やはり不慣れな土地だと場所がわからなくなってしまうこともあることでしょう。
遅れてしまいそうな時に備え、緊急の連絡先は前日までには確認しておくのが良いです。
当日に慌てた状態だと、誰にどうやって連絡をしたら良いかわからずパニックになってしまいます。
また、体育館の入り方がわかりにくい場所もあります。
単純に勝手に門を開いて入って良いのか・・・など、開催地に到着しても不安になるかもしれません。
少しだけ早めにつけば、慣れた方についていくことができます。
体育館に入った時、どこで着替えたら良いのか、誰が開催者なのかわからないこともあるでしょう。
そんな時はすでに居る方に「初めて参加するのですが、代表の方はどなたですか?」と聞けば教えてくれます。
たまに「私も初めての参加でわからないのです!」と返されることもありますが、お互いに親近感を持てるので仲良くなれるチャンスです。
開催者の工夫と想定
初心者参加OKの団体の場合、開催者とわかるように団体ユニフォームを着用していたり、初めから開催者が目立つよう緑やオレンジなどのビブスを着用してくれている場合もあります。
初心者の方が少しでも馴染めるよう、例えば初参加の時だけ養生テープにマジックでニックネームを書いて貼ってもらい、少しでも周りの参加者に覚えてもらうようにするなど、知り合いもおらず一人であっても安心して参加できるように工夫がされています。
初心者の方にとってバスケットボールは想像以上に体力が必要なスポーツと感じることでしょう。
練習途中でも、疲れて無理だと思ったら開催者に休憩を申し出ましょう。
開催者には想定内のことなので、気にせず申し出て大丈夫です。
ブランクプレーヤーが気をつけるべきこと
張り切りすぎて無理をしないことと、その団体のコンセプトを理解しようとすることが大切です。
数年のブランクがあるなら、今の自分の状態を探るようにプレーをすることを勧めます。
自分が思った以上に体が動かないことがあり、ついつい現役と同じ強度でジャンプしたりすると怪我につながったり、終わった後に想定以上に疲労することがあります。
また、張り切りすぎて必要以上に強いパスや、強引なリバウンドにも注意が必要です。自身の怪我だけではなく、他の参加者を怪我をさせてしまいます。
経験者はバンプ(ディフェンスでマークマンに体を当てる技術)など、ルールで認められる範囲の接触も使用できますが、加減をしたり、あえて封印することも時には必要です。
初心者参加OKの場所なら尚更であり、初心者が怖がってしまいます。
ブランクがあっても経験者なので、その日参加するバスケットボールのレベル、方針、ローカルルールを確認して自分をコントロールすることが必要となります。
言われなくてもそのくらいはわかる・・・と思う方もいると思いますが、久しぶりのバスケットが嬉しすぎて、ついつい力が入ってしまうこともあるので、注意いただければと思います。
張り切りすぎて、怪我をしてしまった、させてしまった、思った以上に疲れた、という方を意外とよく見かけます。
体育館にたどり着いたアナタの勝ち!
レベル低いから・・・
上手くないから・・・
シュート届かないから・・・
バッシュないから・・・
ボールないから・・・
人見知りだから・・・
痛風だから・・・
素人だから・・・
体力無いから・・・
ブランクあるから・・・全部OK!体育館に辿り着いたアナタの勝ち!
モケのツイートより
東京で大人向けにバスケ教室を開催するHi-Fiveモケこと高瀬雄の言葉です。
新しい環境で、新しいチャレンジ、再チャレジとしてバスケットボールに関心を持ち、勇気を持って戸を叩いた、それだけで大きな前進です。
どの団体の開催者も、不安を抱えながらも行動し参加表明してくれたことに、敬意を持って出迎えてくれることでしょう。
もちろん参加した結果、その団体と合う・合わないはあって、継続して参加するかの判断はのちに必要になりますが、その日参加したバスケットボールを楽しんでもらいたい。
良い出会いが生まれ、バスケットボールで人生が豊かになることを心から願います。
コメント