【全競技共通】バドミントンと哲学

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ヒトはこの世界(宇宙)で何をすべきか

 コロナ騒動から4年間でこの世の中は大きく変わってきたと思います。その中で様々な情報が飛び交い、いろいろ考えました。情報をまとめてみると、ヒトがこの世界ですべきことは「魂の進化と意識を向上させること」のようです。具体的に魂を進化させ、意識を向上させるためには、「真(ことわり)」、「善(愛)」、「美(調和)」を体現し、宇宙に、地球に、ヒトに愛されるやさしい行動をとることが大切であるとのことでした。
 
 「やさしい行動」とは、周りの環境やヒトやモノ(鉱物や植物などにもしっかりとした意識、記憶があると言われています)に気遣い、すべてが心地よく感じられるようにすること。スポーツにおいても対戦相手を大切にすることは当然、使っている道具などにも敬意を払い丁寧に扱うことが大切です。現代では、道具を粗末に扱ったり、対戦相手をけなしたり、身体にあまりよろしくない添加物や多量の糖分を摂ったりと、道具、ヒト、自分自身に対しても親切ではない行動が目立ちます。これでは魂の進化と意識の向上は遅くなってしまいます。

バドミントンにおける真(ことわり)・善(愛)・美(調和)

 真(ことわり)とは、物理次元における「技術」と言えると思います。いかに正確に自分の体やシャトルをコントロールするか。様々な技術論を取り入れながら自分に合った「真」を見つけ出さねばなりません。
 善(愛)とは、自分や相手(他人)を知り、自分への愛や相手の立場を尊重することです。
 美(調和)とは、美しくプレーすること。リズムやタイミング、姿勢を調和させます。さらに相手と共により良いラリーを作り上げることです。ある氏から言われた言葉ですが、「決める!」ではなく「とってみろ!」という考えの中にはそのような調和への挑戦が含まれているように思えます。

うまくなる秘訣

 最後に具体的にバドミントンがうまくなる秘訣をお伝えします。

1)イメージすることは実現できる

 理想とするイメージを繰り返し見て鮮明に記憶するようにします。現在は動画を手軽に見ることができ、イメージ化しやすい傾向になります。ある方は高校生の時、右肘の負傷をきっかけに独自のイメージトレーニング方法をあみだし、投手として120キロしか出なかった球速を150キロ近くまで上げることを実現した人もいます。逆に失敗や敗北イメージも現実化するため、くよくよしたり、できない!と断言を繰り返したりしないように心がけましょう。イメージできない動作はプレッシャーがかかります。これは体からの反応なので素直に受け入れ、まず理想となるイメージを頭に焼き付け、実際と違和感がなくなるまで繰り返していくことが大切です。

2)好きになる力を養う

 その時の「脳の反応」で好き、嫌いが変わってきます。ご機嫌な状態を保つようにマイナスイメージを取り入れない工夫をしましょう。例えばテレビなどの情報は過度な不安や欲望を駆り立てられます。
 「やる気を出す」には、①他人と比較しない、②小さな成功体験を積み重ねる、③全力が楽しいと考えましょう。
 「メンタルを強くする」には、毎日限界の2%を超える意識で継続することで強くなります。

 細かいことですが、一気に素晴らしく改善することは難しいです。考え方も行動も積み重ねる習慣が大切です。

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この記事を書いた人

有田 圭一のアバター 有田 圭一 日本体育協会公認スポーツ 指導者コーチ3     (バドミントン)     バドミントンアカデミー   管理人

バドミントンコーチ兼プレーヤー、高校教員
指導者資格:日体協会バドミントン公認コーチ3
競技実績:2018全日本シニア大会45歳代男子ダブルス準優勝、
2019年世界シニア大会(ポーランド)45歳代男子ダブルスベスト8
指導実績:全国高校大会優勝、長崎国体少年男子優勝
趣味:山歩き、熱帯魚飼育、観葉植物、釣り、読書

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