バスケットボールの「SoftBank ウインターカップ2024」男子・女子決勝が東京体育館で開催されました。男子は福岡大大濠が昨年準優勝の悔しさを晴らし、3年ぶり4度目の優勝を達成。一方、女子は京都精華学園が接戦を制して史上2校目となる大会3連覇を達成しました。男子、女子ともに頂点を決めた試合は、高校バスケの未来を感じさせる熱い戦いとなりました。
記事のポイント
・福岡大大濠が鳥取城北を77-57で破り、高校2冠を達成
・渡邉伶音が16得点14リバウンドのダブルダブル、湧川裕斗が32得点でMVP級の活躍
・京都精華学園が慶誠に59-54で勝利し、大会3連覇を達成
・京都精華学園は「全員バスケ」で勝利をつかみ取り、U18トップリーグを含む2年連続の高校3冠
福岡大大濠、粘り強い守備で栄冠をつかむ
男子決勝では、福岡大大濠が鳥取城北を77-57で破り、ウインターカップ優勝とU18トップリーグ制覇を含む高校2冠を達成しました。試合は序盤から接戦で、第1クォーターは18-17と福岡大大濠が1点リード。鳥取城北はNo.28アズカの活躍で反撃を試みましたが、福岡大大濠の堅守に阻まれます。
第2クォーターでは、福岡大大濠がNo.8渡邉伶音を中心にリードを広げました。渡邉は16得点、14リバウンドのダブルダブルを記録。ゲームキャプテン湧川裕斗は3ポイントシュート4本を含む32得点を挙げる圧巻のパフォーマンスを見せ、試合の主導権を握りました。
鳥取城北もNo.4蓑原やNo.11豊村の得点で追いすがりましたが、第3クォーターではわずか9得点に抑えられ、点差は一気に22点まで広がりました。第4クォーターはアズカがリバウンドを拾い反撃を試みましたが、最後まで福岡大大濠の流れを止めることはできませんでした。
京都精華学園が接戦を制して大会3連覇
女子決勝では、京都精華学園が慶誠を59-54で下し、桜花学園に続く史上2校目の大会3連覇を成し遂げました。試合は序盤から接戦で、両校の意地がぶつかり合う白熱した展開となりました。
第1クォーターでは、京都精華学園がキャプテン林咲良を中心に流れをつかみ、18-13とリードを奪います。一方の慶誠も留学生ジョバ・ローを起点に反撃し、第2クォーターでは一時逆転に成功するなど粘り強さを見せました。
ハーフタイム明けの第3クォーターでは京都精華学園が突き放す場面もありましたが、慶誠はNo.10陽本の3ポイントシュートで再び追い上げ、試合は最後の最後までわからない展開に。しかし、第4クォーター残り21秒で京都精華学園の坂口美果が値千金の3ポイントシュートを決め、試合を決定づけました。
林キャプテンは「全員で戦い抜くことができた」と試合後に語り、チーム全員が役割を果たす「全員バスケ」の強さが際立った試合となりました。
両校が示した高校バスケの未来
福岡大大濠はエースの渡邉と湧川が大活躍し、昨年の準優勝から見事な成長を遂げました。渡邉は今後東海大学へ進学し、さらに大きなステージでの活躍が期待されています。一方の鳥取城北も、初の決勝進出という歴史的快挙を成し遂げ、全国的な存在感を示しました。
京都精華学園は、主力選手の卒業による戦力ダウンが危惧されていましたが、全員で戦い抜く「全員バスケ」の精神で課題を克服。次世代を担う選手たちが力を発揮しました。惜しくも敗れた慶誠も熊本県勢初の準優勝という快挙を成し遂げ、チームの成長を見せました。
まとめ
ウインターカップ2024は、福岡大大濠の男子大会優勝と京都精華学園の女子大会3連覇という結果で幕を閉じました。選手たちの熱いプレーと、困難を乗り越えたチームの結束力が感動を呼んだ大会となりました。今後の高校バスケ界のさらなる盛り上がりが期待されます。
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