読売ジャイアンツは11月28日、外野手・オコエ瑠偉(28)を自由契約とすることを正式発表した。2022年オフに現役ドラフトで楽天から移籍し、将来を嘱望された逸材が、わずか3年でチームを去るという異例の決断。その背景には、本人の新たな挑戦への意欲やチーム内での立場、そして周囲との関係性があったと見られる。海外リーグを含めた次なる舞台で、再起を図ることになるオコエ。今後の動向が注目される。
・巨人がオコエ瑠偉を自由契約にすると発表
・海外リーグを含めた他球団でのプレーを模索
・3年間で170試合出場、今季は61試合で打率.246
・練習態度や集中力の課題も一部で指摘される
・阿部監督や吉村CBOは「成長と挑戦」を後押し
自由契約の衝撃理由
海外挑戦への意欲とチーム内環境の変化
巨人が11月28日に発表したオコエ瑠偉外野手の自由契約は、球団と本人双方の合意による異例の決断だった。球団は「本人の挑戦を後押しするため、海外リーグなどでプレーできる機会を与える」とし、11月末の保留者選手名簿に掲載しないことを明らかにした。
この背景には、今オフに日本ハムから松本剛がFAで加入するなど、外野陣の競争激化がある。既存のベテラン・丸佳浩や若手の浅野翔吾、萩尾匡也らを含めたハイレベルな生存競争の中で、出場機会に不安を感じたオコエが、新天地での再出発を希望したと見られている。
阿部慎之助監督も「頑張ってほしいと本人に伝えた」とコメントし、吉村禎章CBOは「海外での挑戦をサポートする」と球団の全面協力を表明している。
表と裏の決断の背景
練習態度や行動に疑問符も
2022年オフに楽天から現役ドラフトで巨人入りしたオコエは、1年目から「1番・左翼」で開幕スタメンを勝ち取り注目を集めた。昨季は自己最多の68試合に出場するなど、一定の出場機会を得ていた。
しかし、今季の成績は61試合出場で打率.246、0本塁打、5打点にとどまり、得点圏打率は.111と低迷。練習への取り組みや秋季キャンプの途中離脱、球団行事への不参加など、態度面でも懸念を持たれていた。
一方で、本人は球団を通じ「今後、成長した姿を見せるためにチャレンジしたい」と意欲を示しており、今回の決断は“円満退団”という形でまとめられているが、水面下では緊張感ある協議が続いていたと見られる。
海外で再出発へ
実力発揮のラストチャンスか
プロ入り当初から高い身体能力を評価され、「ポテンシャルの塊」と称されたオコエ瑠偉。関東第一高時代には甲子園4強に進出し、2015年ドラフト1位で楽天に入団。プロ初本塁打は高卒1年目と、早期から脚光を浴びた逸材だった。
しかし、その後は故障やプレーの安定感を欠き、思うような成績を残せなかった。巨人移籍後も、ビッグプレーと凡ミスが交錯する評価が続いた。さらに2023年にはオンラインカジノの利用が発覚し、書類送検(のちに不起訴)というトラブルもあった。
それでも2年連続で60試合以上に出場した事実は、実力が一定評価されていた証でもある。28歳という年齢は、選手として決して遅くはない。今後のマッチング先として、アジア圏のリーグや独立リーグ、メキシカンリーグなどが候補に挙がる可能性もある。
まとめ
オコエ瑠偉の巨人退団は、本人の意思と球団の判断が一致した“前向きな別れ”であるとされている。だが、その裏には、チーム内競争の激化や本人の立場の揺らぎ、過去のトラブルなど、複雑な事情が交錯していたのも事実だ。次なる舞台で本来の力を発揮し、“覚醒”を果たせるか。注目の野球人生第2章が、いま始まろうとしている。
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