記事のポイント
・ドジャースの佐々木朗希が3月19日のカブス戦(東京ドーム)での先発が決定
・11日のオープン戦で4回1安打無失点、2奪三振の好投を披露
・ロバーツ監督が「東京での第2戦で先発」と明言し、メジャー昇格が確定
・佐々木は「東京で迎えられるのは特別。ここまでけがなくやれてよかった」とコメント
・東日本大震災の発生日と同日の登板で好投し、感慨深いデビューが決定
佐々木朗希、東京ドームでの凱旋先発が決定
ドジャースの佐々木朗希投手が3月19日に行われるカブス戦(東京ドーム)での開幕2戦目に先発することが正式に決定した。デーブ・ロバーツ監督は「第1戦は山本由伸、第2戦は佐々木朗希」と発表し、佐々木のメジャー昇格も確定した。
佐々木は11日(日本時間12日)のオープン戦でガーディアンズ戦に先発し、4回1安打無失点、2奪三振の好投。最速97.4マイル(約156.7キロ)を計測し、安定したピッチングを披露した。試合後、指揮官は「次の登板では5回まで投げられるだろう」と期待を寄せた。
震災の日に刻んだ快投、メジャー昇格の吉報
現地時間3月11日という、佐々木にとって特別な日に見事な投球を披露した。2011年の東日本大震災で父や祖父母を失った佐々木にとって、あの日から14年の節目となる日にメジャー昇格が決定したのは感慨深いものとなった。
佐々木は「開幕前に悪い部分が出てくれてよかった」と冷静に振り返りながらも、「東京で迎えられるのは特別。ここまでけがなくやれてよかった」と胸の内を明かした。
オープン戦での成績と調整状況
佐々木はオープン戦2試合に登板し、計7回無失点、7奪三振という圧巻の成績を残した。制球が難しいアリゾナの乾燥した気候にも関わらず、防御率0.00の完璧なピッチングで評価を高めた。直球の球速は最速156キロを超え、スプリットも有効に活用した投球内容だった。
ロバーツ監督は「ストライクを投げれば、相手打者はスイングし、速球に押される。非常に効率的な投球だった」と高く評価。さらに、登板後にブルペンで5イニング目を想定した投球を行い、調整も万全であることを示した。
日本人投手による歴史的快挙も
佐々木のデビューは、日本人投手として史上3番目の若さでのメジャーデビューとなる。NPB出身選手で最年少デビュー記録は、1964年の村上雅則(20歳118日)。次いで1999年の大家友和(23歳123日)に続く、23歳136日でのデビューとなる見込みだ。
さらに、ドジャースでは山本由伸が開幕投手、佐々木が2戦目の先発と、日本人投手が開幕シリーズの2試合連続で先発するのはメジャー史上初の快挙となる。
まとめ
佐々木朗希は、震災の日という特別な日にメジャー昇格を決め、3月19日に日本のファンの前でメジャーデビューのマウンドに立つ。東日本大震災での経験を糧に積み上げてきた努力が結実し、東京ドームでの凱旋登板に期待が高まる。
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