【MLB】ドジャース・山本由伸、24年ぶりポストシーズン2試合連続芸術的完投勝利!!

2025年10月25日(日本時間26日)、ワールドシリーズ第2戦でロサンゼルス・ドジャースの山本由伸投手が、9回4安打1失点・105球の圧巻投球でブルージェイズを沈めた。ポストシーズン2試合連続完投勝利は2001年のカート・シリング以来24年ぶりの快挙。MLBの「先発完投」という古き良き野球の魅力を、再びファンの前に呼び戻した名演だった。

  • 山本由伸がPSで2試合連続完投、MLB24年ぶりの偉業
  • 105球でブルージェイズを沈黙、9回1失点・無四球の快投
  • デレク・ジーター氏も謝罪を交えて大絶賛「匠の投球」
  • 完投激減の現代MLBにおいて「野球本来の姿」を体現
  • 20者連続アウト、スプリットとカーブの精密さが冴えた

目次

歴史的快投でMLBに一石

「まさかの完投」、伝説級の投球内容

山本由伸が放った105球。そのすべてが意図と緻密な計算に裏打ちされた芸術だった。ブルージェイズの強力打線を前に、初回無死一・三塁のピンチを迎えるも、ゲレーロJr.を空振り三振、カークを一直、バーショを見逃し三振と切り抜けた。3回に犠飛で1点を失ったものの、4回からの20者連続アウトはポストシーズン史上4人目の記録。ストライクゾーンに正確に投げ続ける信念が、試合を完全に支配した。

メジャーの流れに逆らう“完投”という決断

ポストシーズンではリリーフ陣による継投が一般的。だが、この試合でドジャースはブルペンを一切使わず、山本に全てを託した。ロバーツ監督も「彼が最後まで投げると分かっていた。彼は本物のエース」と絶賛。リリーフ防御率が前年より大きく悪化していたチーム事情もあり、山本の“ひとりで勝ち切る”投球が、戦術面でも大きな価値をもたらした。


レジェンドも唸った「匠の投球」

ジーター氏「まさかだった」、ロドリゲス氏「完成された投手」

試合後、FOXのスタジオに出演したヤンキースOBデレク・ジーター氏は「この場を借りて、自分の間違いを認めたい」と開口一番に謝罪。山本の投球内容に驚嘆し、「今夜見たのは、WS史上でも屈指の投球」と称賛した。ロドリゲス氏は「6球種をあらゆるカウントで操れる」「完投こそ野球の原点」と、山本を「芸術家」と表現した。

メジャーの投手文化に変化を与えるか

近年、完投数は激減。先発は5〜6回で交代し、分業制が定着している。だが、山本の存在はデータ主導型の野球が失った“美しさ”を思い出させた。カーショーも「またこんな投球が見られるとは。これが野球の原点だと思う」と発言。MLBにおける投手の評価基準、起用法に今後影響を与えるかもしれない。


「職人」としての覚悟と哲学

ノートに綴る思考、変化球の緩急で支配

試合中、ダグアウトでノートにペンを走らせる姿が話題になった。「あれは毎試合の習慣。作戦の確認や感じたことを書く」と語る山本の姿勢は、まさに“職人”。特にスプリットとカーブのコンビネーションは、打者のタイミングを完全に外した。「試合前のブルペンで感触が良かった」と語るスプリットは、勝負球として冴え渡った。

変化する配球で試合を読む

初回はスプリット中心、2巡目には速球で攻め、終盤はカッターとスライダーで球数を調整。あらゆる球種を自在に使い分け、ブルージェイズ打線に“読み”を与えなかった。配球の妙と、状況に応じたアプローチの変化こそが、今回の完投劇を支えた核心だった。


まとめ

山本由伸がワールドシリーズの舞台で見せた完投劇は、数字だけでは語りきれない“野球の美しさ”そのものだった。極限の舞台で、冷静さと闘志、戦略眼と技術を兼ね備えた投球は、多くのMLBファンに新しい感動を与えた。「データ野球」と「最適化」が進むMLBにおいて、山本の投球は「野球が本来あるべき姿」を思い出させるものとなった。第6戦でも再び登板が予想されるだけに、彼の右腕がワールドシリーズの行方を左右することは間違いない。

ウルトラスポーツ速報編集部
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