【MLB】レッズがアシュクラフトとの延長契約に関して”予備的な”話し合いか?

USAトゥデイのボブ・ナイチンゲールによると、シンシナティ・レッズは投手のグラハム・アシュクラフト側と将来的な延長契約に関しての”予備的な会談”があったと報じた。レッズは数日前にハンター・グリーンと6年総額5300万ドルで長期契約に合意。その後も左腕のニック・ロドロに関しても長期契約を探っている報道があった。

ナイチンゲールが”予備的な”というフレーズを使ったように、レッズとアシュクラフトの代理事務所であるブレッドソー・エージェンシーとの間に必然的に契約が締結に近づいているもしくは予備的な段階を超えていると思えるものではないが、チームが長期的に保有することを得る事や、コストを明確にすることを試みるうえではロドロだけでなくアシュクラフトにも目を向けるのはつじつまがあるだろう。

ただMLBの移籍情報などを伝えるトレードルーマーズが記事内で記しているように、アシュクラフトとの話し合いはグリーンやロドロとは違った形となるかもしれない。
その理由となるものの例では、グリーン、ロドロ双方がマイナー時代には全体トップ10位であったこと、プロスペクトトップ100位にランクインしていたのに対し、アシュクラフトは同じような評価ではなく2019年にドラフトで指名されたとき6位だったことなどが挙げられるだろう。

アシュクラフトはドラフト後マイナー階級を素早く駆け上がり、マイナー通算で203イニングで防御率3.33をマークした後、昨年コロナ関連のILによる代役として5月にメジャーデビュー。その後マイナーに一時降格したが一週間足らずでメジャーに戻り105イニングで防御率4.89、ゴロ率54.5%、四球率6.5%、平均球速97マイルを披露した。またハードヒット率の低さもアシュクラフトの特徴であるが、グリーンやロドロが三振奪取能力が優れた投手である一方、アシュクラフトの三振率は平均以下の15.3%にとどまっている。

また今シーズンも今までの成績ではBABIPが.250と低いようにセイバーメトリクス系の数字はアシュクラフトのパフォーマンスを好ましいような評価を下していないが、24イニングで防御率1.89、ゴロ率57.8%とマイナーでも55%以上を記録したグラウンドボールの高さは健在となっている。

その為フライボールをフェンス内にとどまらせられる能力と平均球速の高さから、三振率が低くてさえもアシュクラフトの将来性に興味深いポテンシャルがある事は確かだろう。
また現在のアシュクラフトのチーム保有期間は2028年シーズンまでとなっており、レッズは急いで契約書にサインさせる必要はない。しかしグリーン、ロドロ両者がドラフト時のボーナスで大金を受け取っているのに対しアシュクラフトは2万4700ドルと低かったため、プロのキャリアで初めて大金を手にできる機会であるこの延長契約にアシュクラフトがよりオープンになると考えられことに値するだろう。

またグリーンが6年5300万ドルでサインした際、レッズのGMニック・クラルは何人かの若手の選手とも延長契約に関して会談を進めているコメントを出しており、シンシナティ・エンクイアのチャーリー・ゴールズスミスに対しロドロは会話を交わしている事を明かし「僕らがどうなるかわかるだろう。楽しいものとなるだろう。僕はここでも僕らがなにか得たものがあると確信している。僕らどのような状況へと運ぶのかわかる事だろう」と述べた。ただ一方でアシュクラフトはその時点でチームと契約についての話し合いをしているかどうかは「話したくはない」と明言を避けた。

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https://www.mlbtraderumors.com/2023/04/reds-in-preliminary-extension-negotiations-with-graham-ashcraft.html

本記事は、URL元の記事を元に翻訳、要約したものです。
引用元:nypost.com

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