J1昇格をかけた明治安田J2第36節、水戸ホーリーホックとRB大宮アルディージャの一戦が11月9日に開催された。試合は途中出場の杉本健勇の2ゴールで大宮が敵地で2-0の勝利。水戸の悲願となるJ1初昇格は次節以降に持ち越しとなった。
・杉本健勇が途中出場からCKで2得点を決め大宮を勝利に導く
・水戸は勝てば昇格決定だったが、2試合ぶり黒星で足踏み
・大宮は3位浮上、自動昇格圏2位・長崎との勝ち点差は「3」に
杉本健勇の2発で大宮が上位撃破
セットプレーで光った杉本の存在感
首位の水戸と昇格を争う4位・大宮の直接対決は、後半にドラマが待っていた。スコアレスで進んだ試合は後半32分、途中出場のFW杉本健勇がカプリーニの右CKに頭で合わせ、均衡を破る先制点をマーク。さらに10分後の後半42分には、今度は谷内田哲平のCKに右足で合わせ、勝負を決定づける2点目を奪った。大宮はこの勝利で宮沢悠生監督の就任後6戦無敗を継続し、昇格争いに弾みをつけた。
水戸は痛恨のホーム黒星
一方、勝利すれば昇格が決定する可能性もあった水戸だったが、終盤のセットプレーに泣いた。前半から粘り強く守備を続け、後半には粟飯原尚平のヘッドや齋藤俊輔のボレーでゴールを狙う場面もあったが、決定機を生かしきれず。10月26日の千葉戦に続きホームで連敗を喫し、J1昇格は次節以降に持ち越される形となった。
首位水戸、昇格は次節に懸ける
長崎との直接対決が昇格の天王山
第36節を終えた時点で、水戸は勝ち点67で首位を維持。2位のV・ファーレン長崎は1差で追走しており、11月23日に迎える第37節での直接対決がJ2優勝とJ1昇格を懸けた大一番となる。水戸が勝利すれば自力で昇格と優勝が決まる。引き分けでも、同節に3位の大宮と4位の千葉が勝ち点を落とせば、昇格が決定する可能性もある。
大混戦の昇格争い
今季のJ2は異例の大混戦。第36節終了時点で、首位の水戸から6位の仙台までが勝ち点6差。さらには7位磐田、8位鳥栖も昇格プレーオフの可能性を残しており、残り2試合は1試合ごとに順位が入れ替わる激戦模様だ。大宮は次節、5位徳島との直接対決に臨む。ここを制すれば、最終節での逆転昇格も視野に入る。
まとめ
RB大宮アルディージャがアウェーで水戸ホーリーホックを2-0で撃破。杉本健勇の2ゴールが光った一戦で、大宮は3位に浮上し昇格への望みをつないだ。一方、昇格目前だった水戸は苦杯を喫し、昇格の行方は次節の長崎戦へと持ち越される。勝てばJ1昇格と優勝が決まる運命の一戦に、注目が集まる。
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