記事のポイント
・大阪桐蔭が履正社を8-1で破り決勝進出(7回コールド)
・主将・中野大虎が7回1失点の好投、打っても活躍
・大阪桐蔭は5年連続の決勝進出、甲子園まであと1勝
・履正社は2年連続で大阪桐蔭に準決勝コールド負け
・西谷監督「決着をつないといけない試合だった」と語る
大阪2強対決に終止符
圧倒的な打撃と投手力で主導権
第107回全国高校野球選手権大阪大会準決勝が7月26日にGOSANDO南港野球場で行われ、大阪桐蔭が履正社を8-1の7回コールドで下し、5年連続となる決勝進出を果たした。注目の“大阪2強”対決は、終始大阪桐蔭のペースで進んだ。
試合の均衡を破ったのは3回。1死三塁の好機で須貝蒼の中前適時打により先制点を挙げた。続く4回には吉野が死球で出塁し、犠打でチャンスを広げると、主将・中野大虎の中前適時打で加点。さらに黒川虎雅の適時打、宮本楽久の2点三塁打が飛び出し、この回だけで一気に4点を奪取。試合の主導権を完全に握った。
攻守に活躍、中野大虎の存在感
先発した中野はプロ注目の右腕。4回に1点を失ったものの、7回を投げ抜き6安打1失点と安定した投球を披露した。試合後、「決勝戦にいけたことがうれしい。自分たちの力を最後まで引き出せた」と笑顔を見せた。
また、5回には本田と中野の連携による好走塁で2点を加え、7回には内海竣太が左越え二塁打を放ち、8点目を記録。試合を決定づけた。
宿敵対決の裏にあった明暗
履正社、奇襲実らず2年連続コールド負け
履正社は初先発となる3年生・辻琉沙を起用し、“下手投げ”での奇襲に賭けたが、3回2/3で5失点と誤算。多田晃監督は「桐蔭さんの対応力を感じた。完敗だった」と語った。4回に金光祥玄の適時打で1点を返すにとどまり、打線は沈黙。昨年に続く準決勝でのコールド負けという厳しい結果となった。
辻は「力の差は感じなかったが、気持ちの面での差が大きかった」と悔しさを滲ませた。履正社にとって、大阪桐蔭との対戦は越えるべき大きな壁として残った。
ライバルを制した大阪桐蔭、西谷監督の言葉に決意
大阪桐蔭の西谷浩一監督は「秋に負けて春に勝って、1勝1敗だった。今日は決着をつけなければならない試合だった」と話し、選手たちの成長と意志の強さを評価。「みんなで校歌を歌いたい」と、甲子園出場への思いを語った。
まとめ
大阪桐蔭が宿敵・履正社との“大阪2強”対決を制し、5年連続の決勝進出を決めた。中野を中心に盤石な戦いぶりで、2年連続の夏の甲子園出場へあと1勝と迫る。決勝では、この勢いを維持できるかが焦点となる。一方、履正社は2年連続での悔しい準決勝敗退。伝統校同士の戦いは、またしても大阪桐蔭に軍配が上がった。
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