- 九州国際大付が神戸国際大付に11-1で快勝し、明治神宮大会初優勝
- プロ注目の牟禮翔が3打点の活躍で打線を牽引
- 1年生左腕・岩見輝晟が3安打11奪三振の快投で強打線を封じる
- 九州地区に来春センバツ「神宮大会枠」が追加、出場校が4→5へ
初の頂点へ、九州国際大付が圧倒的な勝利
明治神宮野球大会・高校の部決勝が11月19日に神宮球場で行われ、九州国際大付(福岡)が神戸国際大付(兵庫)を11-1で破り、見事初優勝を飾った。福岡県勢としては2000年の東福岡以来、実に25年ぶりとなる快挙で、九州・沖縄勢としても2013年の沖縄尚学以来12年ぶりの栄冠となった。
この結果により、九州地区は来春の選抜高校野球大会で「神宮大会枠」を獲得。九州からの出場校は従来の4校から5校に増加することになった。
打線が序盤から主導権を握る
試合は初回から九州国際大付の打線が爆発。1番・牟禮翔(2年)が四球で出塁し、1死二塁の好機で1年生の3番・吉田秀成がライト前へタイムリーを放ち先制。さらに相手のミスも絡んで、この回3点を先取し、試合の流れを一気に引き寄せた。
6回には2死満塁から8番・雪野陽真(1年)が中前へ2点適時打を放ち、牟禮が左中間へ2点二塁打を放ってさらにリードを広げる。8回には雪野が再びタイムリーを放ち、この日3打点目。牟禮も犠牲フライで加点。9回には5番・上岡煌(2年)が右翼席へ2ランを放ち、合計13安打11得点の猛攻で圧倒した。
岩見輝晟、1年生左腕が136球の快投
投げては、外野手登録ながら投打二刀流として注目される1年生左腕・岩見輝晟(らいせ)が先発。初回は制球に苦しみ自らの暴投で1点を失ったものの、落ち着いた投球で立て直し、強打の神戸国際大付打線を封じ込めた。
9回2死まで136球を投げて3安打1失点、11奪三振の快投。最後は「自分たちで決めていい」という楠城祐介監督の伝令を受け、チームメイトの提案でエース・渡邉流(2年)にマウンドを譲り、歓喜の瞬間を一緒に迎えた。
岩見は「自分が投げてきた中で一番いい投球ができた」と充実感をにじませつつも、「春も夏も全部優勝したい」と更なる飛躍を誓った。
来春センバツ、「神宮枠」追加で九州勢に追い風
今回の優勝により、来春センバツでは九州地区の出場校が従来の4から5に増加。九州大会でベスト4入りした九州国際大付、長崎日大、神村学園、熊本工に加え、8強の中から沖縄尚学、小林西、長崎西、日本ウェルネスのいずれかが「神宮枠」として選出される見込みだ。
中でも、今夏の甲子園を制した沖縄尚学は投打ともに安定した戦力を有し、選考の有力候補とされている。出場校の正式発表は2026年1月30日に行われる。
まとめ
九州国際大付が明治神宮大会で圧倒的な勝利を収め、初優勝を成し遂げた。牟禮翔の3打点をはじめとする打線の爆発と、1年生左腕・岩見輝晟の快投が光る大会となり、来春センバツへ向けた大きな弾みをつけた。九州勢にとっても嬉しい「神宮枠」追加。さらなる春の戦いが楽しみだ。
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