記事のポイント
・パリ・サンジェルマンがアーセナルに2戦連続勝利
・ファビアン・ルイスとハキミのゴールで2ndレグを制す
・GKドンナルンマが複数のビッグセーブで勝利に貢献
・決勝ではインテルと激突、初優勝をかけた一戦へ
アーセナルとの激戦を制す
UEFAチャンピオンズリーグ(CL)準決勝2ndレグが5月7日(現地時間)に開催され、ホームのパリ・サンジェルマン(PSG)がアーセナルを2-1で下し、2戦合計3-1で5季ぶりの決勝進出を果たした。1stレグのアウェイ戦を1-0で制したPSGは、今季CLでの快進撃を維持し、悲願の初優勝へあと1勝に迫った。
立ち上がりはアーセナルが猛攻を仕掛けた。ライスのヘディング、マルティネッリのシュート、ウーデゴールのボレーと続けざまにゴールへ迫ったが、GKジャンルイジ・ドンナルンマの冷静なセーブに阻まれ先制点は奪えず。逆に流れを掴んだPSGは27分、FKのこぼれ球を拾ったファビアン・ルイスが左足で豪快に叩き込み、リードを奪った。
ハキミが決定的な2点目
後半、アーセナルはサカやサブ出場のトロサールを中心に攻勢を強めるも、ドンナルンマの堅守は崩れない。64分にはサカのシュートを再びセーブ。さらにPKのピンチではヴィティーニャのキックをラヤが阻止するという緊迫した展開に。
それでも主導権を渡さなかったPSGは72分、デンベレの折り返しからハキミが右足でネットを揺らし、勝利をほぼ確実なものとした。アーセナルは76分にサカが1点を返すも反撃はここまで。CLベスト4での熱戦はPSGの連勝で幕を閉じた。
守護神ドンナルンマとエンリケ采配が光る
PSGの勝因は何と言ってもGKドンナルンマの安定感と指揮官ルイス・エンリケの柔軟な戦術だ。アーセナルの猛攻を冷静に受け流し、カウンターとセットプレーで確実に得点を積み重ねた。主将マルキーニョスやハキミ、クヴァラツヘリアといったタレントも成熟した戦いを見せ、銀河系集団時代とは異なる「戦う集団」としての姿を示した。
エンリケ監督は試合後、「我々は苦しんだが、それ以上に努力を重ねてきた。決勝進出に値するチームだ」とコメント。指揮官のもとでチームは明確なアイデンティティを持ち、欧州の強豪を次々と撃破してきた。
5年ぶり決勝の相手はインテル
決勝戦は5月31日、ドイツ・ミュンヘンのアリアンツ・アレーナで行われ、インテルとの一戦が待ち受ける。PSGにとっては2020年に敗れたバイエルン戦以来の決勝。今回は初の欧州制覇をかけたリベンジの舞台となる。
かつての敗戦の悔しさを知るマルキーニョスは、「あの痛みを知るからこそ、チームを勝たせたい」と語り、悲願のビッグイヤー獲得へ強い決意を示した。インテルとの一戦は、両者にとって近年の集大成ともいえる激突となる。
まとめ
2戦合計3-1でアーセナルを撃破したパリ・サンジェルマンが、5シーズンぶりにCL決勝進出を決めた。守護神ドンナルンマのビッグセーブと、ファビアン・ルイス、アクラフ・ハキミの得点が勝利を導いた。次なる舞台は、ミュンヘンでのインテル戦。パリの悲願である初優勝達成なるか、欧州の頂点を懸けた大一番に注目が集まる。
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