今回のボウタカチャンネルラジオでは、広島県の棒高跳を支える3名のコーチにお越しいただきました。
広島県に伝わる“ある格言”とは?
みなさんは「織田幹雄」先生をご存知でしょうか?
1928年アムステスダム五輪三段跳の金メダリストです。
彼は広島の海田町出身で、現在4月に開催されている日本グランプリシリーズ「織田幹雄記念国際陸上陸上競技大会」の由来になっている方です。
広島県立総合体育館の中に図書コーナーがあり、そこには「織田幹雄自伝」という本が並べられています。
「織田幹雄自伝」には、織田幹雄さんが選手時代のことについて書かれている本です。
その織田幹雄自伝に、棒高跳をしている写真があったとのこと!!
(実は、三段跳だけではなく、十種競技をされていたこともあったそうです。)
その自伝に以下のような言葉が書いてありました。
『陸上競技を発展させるためには“棒高跳”に取り組むことだ』
It’s amazing!! 衝撃です。
もしかすると、この格言が広島の棒高跳がスタートしたきっかけになったのかもしれません…!!
広島県の棒高跳が大切にしていること
毎年、広島県は夏に「棒高跳合宿」を行っています。
その合宿では『1本グランプリ』や『テッド』という名前の自分の想いを表現する場が設けられています。
そこでは以下のようなテーマについて選手が話します。
- 棒高跳人生で1番良かった跳躍
- 陸上人生を変えた最高の1本
この企画で面白いのが、経験値が増えれば増えるほど熱く語り、よりその人の味が出るところです。
その熱き想いを、合宿参加者全員が聞く機会があるのが魅力の一つだと思います。
この企画の目的は、指導者の言いなりにならないようにして、自分の想いを伝えることができるようにすることです。
毎回の合宿で実施するこの企画ですが、優秀者には、より高く跳躍をした人よりも、豪華な景品が与えられています!
引退か競技続行か!高校3年生に迫られたボウタカエピソード
今年の夏、広島県で行われたある記録会に、その日に3m40を跳べないと引退をしてしまう高校3年生の男子選手がいました。
この3m40という記録は「広島県選手権」の標準記録となっています。
ちなみに、彼の自己ベストは3m20。
この記録会で20cmの自己記録を更新しなければ、その日に引退してしまうという状況です。
3m40の高さの1回目を失敗し、残すはあと2本。時刻は午後6時を過ぎた頃。
棒高跳関係者全員が、彼の跳躍に目を向けていました。
ただならぬ緊張と期待が張り詰めた空気の中…
2回目の跳躍を無事に成功させ、競技続行の道を打繰り寄せました!!!👏👏👏
午後6時にも関わらず、この日一番の盛り上がり!
感動と喜びのあまり、泣き出す後輩もいました。
広島県の棒高跳は、レベルを超え、学校を超え、みんなで力を合わせて成長しています、
まさに広島県棒高跳の真髄に触れた瞬間でした!!
水成はこの時、顧問の蔵田先生と竹内先生と非常に盛り上がったことを今でも覚えています。
広島フラワーフェスティバル|ストリート棒高跳
毎年5月のゴールデンウィークに広島県では「フラワーフェスティバル」が開催されています。
「なぜ、フラワーフェスティバルと関係があるの?」
と思われた方も多いのではないでしょうか?!
実は、このフラワーフェスティバルで「ストリート棒高跳」という棒高跳のデモンストレーションが、広島の中心とも言える平和大通りで開催されているのです!!
2024年は小学生の選手や社会人アスリートがデモンストレーションを行いました!
ナレーションは、プロのアナウンサーが担当します。
気になる方は、是非とも生で見ていただけたらと思います!!!
広島に来る際には、このフラワーフェスティバルのタイミングで来ると、棒高跳に触れられる良いきっかけになるかもしれません!
遠くからでも、棒高跳をしているところだけは見えます!!!笑
是非お越しください!
フラワーフェスティバルでのストリート棒高跳の様子をまとめた記事を添付していますので、気になる方はチェックをしてみてください!
みなさんいかがだったでしょうか?
広島県の棒高跳について、より知りたいと思った方は、YouTube「ボウタカチャンネルラジオ」を聞いてみてください!
毎月第3火曜日21:00〜生LIVEで行っています!
次回のウルスポ記事もお楽しみに!