記事のポイント
・富山グラウジーズが福岡に2連勝しB1昇格決定
・ケネディ33得点、田中17得点でチームを牽引
・福岡はランダルが49得点も、7季ぶりの昇格ならず
B1復帰へ導いた富山の執念
序盤から主導権を握る展開に
2025年5月11日、照葉積水ハウスアリーナで「りそなグループ B2 PLAYOFFS 2024-25」準決勝第2戦が行われ、富山グラウジーズがライジングゼファー福岡を104-95で下し、2連勝でファイナル進出とB1昇格を決めた。
初戦を84-77で制していた富山は、この第2戦でも粘り強い戦いを展開。立ち上がりこそ0-6のランを許すが、すぐにトーマス・ケネディやアーロン・ホワイトが得点を重ねて逆転。第1クォーターを27-20とリードして終える。
続く第2クォーターでは田中晴瑛の活躍も光り、アンドリュー・ランダルの個人技に苦しめられながらも48-39とリードを保ったまま前半を折り返した。
ランダル49得点の猛攻に耐える
後半は福岡のランダルが猛攻を仕掛け、第3クォーターだけで18得点を記録。一時4点差まで詰め寄られるも、富山は焦ることなくゲームをコントロール。宇都直輝らが巧みに試合を組み立て、最終クォーターでは32得点を挙げるなど攻撃の手を緩めなかった。
最終スコアは104-95。ケネディが33得点、田中が17得点と主軸が躍動し、B2ファイナル進出とともに、1年でのB1復帰を見事に決めた。
降格の悔しさを力に変えた富山
“リベンジのシーズン”を完遂
富山グラウジーズは2023-24シーズンにB1で4勝56敗という屈辱の成績を残し、クラブ史上初のB2降格を経験。しかし、今季は滋賀をB1昇格に導いたダビー・ゴメスHCを招聘。新加入のケネディやホワイトに加え、雪辱を誓った宇都、上田らがチームを支えた。
レギュラーシーズンを38勝22敗で東地区2位とし、POでは静岡を2勝1敗で下して準決勝へ進出。今季4戦全敗だった福岡との対戦だったが、苦手意識を払拭するかのように連勝で昇格を掴んだ。
福岡は惜しくも昇格ならず
一方、福岡は今季から浜口炎HCを迎え、シーズン中には19連勝という快進撃を見せて西地区を制覇。ジョシュア・スミスなど長身選手の補強で高さを武器に戦い、堅守を誇るチームへと成長を遂げた。
準々決勝では福井に2連勝したものの、富山の勢いの前に屈する形となった。ランダルがこの試合で49得点を挙げる大活躍も実らず、7季ぶりのB1復帰は来季以降に持ち越される。
まとめ
富山グラウジーズが持ち前の粘りと総合力で、難敵・福岡を下してB1復帰を果たした。1年前の屈辱を糧に再起を図った今シーズンの戦いぶりは、まさに「完全復活」を印象づけるものだった。次なる目標は、5月17日から行われるA千葉とのB2ファイナルでの優勝。頂点を目指す戦いは、まだ終わっていない。
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