【明治神宮大会】青山学院大、史上6校目の連覇達成!中日ドラ1・中西聖輝が17奪三振!!

・青山学院大が明治神宮大会で立命館大を4-0で下し、2年連続優勝
・中日ドラ1・中西聖輝が2安打17奪三振の圧巻完封
・4番・渡部海が6回に決勝3ラン、本塁打と好リードで勝利に貢献
・安藤監督は「悔しさを糧にやり切ってくれた」と涙の優勝インタビュー

目次

ドラ1エースと主砲が躍動、青学大が連覇達成

第56回明治神宮野球大会の大学の部決勝が11月19日に行われ、青山学院大学が立命館大学に4-0で快勝。昨年に続く2年連続の優勝を果たし、明治神宮大会では史上6校目となる大会連覇の偉業を成し遂げた。
試合の主役は、中日ドラフト1位指名のエース・中西聖輝投手(4年)と、来秋ドラフト1位候補の強肩捕手・渡部海(3年)の“智弁和歌山バッテリー”だった。中西は初回から4者連続三振と完璧な立ち上がりを見せ、最終的に9回127球を投げ、2安打17奪三振の完封劇。変化球主体の配球で立命大打線を翻弄し、ストレートに強い相手の特徴を見事に封じた。

均衡破った4番の一発、渡部が先制3ラン

攻撃では6回、スコアレスのまま迎えた1死二、三塁の好機で、4番・渡部が立命大・遠藤翔海から内角低めのスライダーを完璧に捉え、左翼スタンドへ運ぶ3ラン本塁打。試合の均衡を破る一打に、球場が沸いた。続く7回には、8番・谷口勇人が右前適時打を放ち、ダメ押しの1点を追加。投打がかみ合った青学大が試合を完全に掌握した。
渡部は「最低限、バットに当てようと打席に入った結果が、最高の形になった」と語り、試合後には「最高の4年生を日本一で送り出せてよかった」と感謝の言葉を口にした。

涙の指揮官、積み上げた“ごまかさない”1年

試合後の優勝インタビューで、安藤寧則監督は涙をこらえきれず、感極まった様子で語った。
「春の全日本で負けた悔しさを、選手たちがここまでやり切ってくれた。本当に感謝しています」
春の全日本大学選手権では準決勝敗退。その悔しさを共有した主将・藤原との“涙の再出発”から、夏の猛練習を乗り越え、秋のリーグ戦6連覇、そして神宮での連覇へと繋がった。スローガンとして掲げた「ごまかさない」がチームの姿勢を象徴し、厳しさを仲間同士でぶつけ合う強さが、最後の頂点で実を結んだ。

大学球界の新黄金期、次代の主将は渡部

青学大は今季で東都大学野球リーグ6連覇を達成しており、まさに“1強時代”を築いている。少数精鋭の部員構成と、安藤監督の徹底したスカウティング、緻密な育成方針が高いレベルの集団を生んだ。
来季の新体制では、主将に渡部海、副主将にドラフト注目の右腕・鈴木泰成、そして大阪桐蔭時代に主将で春の選抜を制した星子天真が任命された。すでに次の“日本一”に向けてチームは動き出している。

まとめ

青山学院大が第56回明治神宮大会で連覇を達成し、大学野球界の頂点に立った。中西聖輝の圧巻の完封劇、渡部海の決勝3ランという理想的な展開に加え、「ごまかさない」チーム哲学を貫いた一年の努力が結実した勝利だった。次代を担う渡部主将の下、青学大の黄金時代はこれからも続いていきそうだ。
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