【侍ジャパン・日韓戦】日本9回2死から被弾し引き分け。ピッチコム対策と本番の選考は?

・石上泰輝の勝ち越し打が飛び出すも、最終回に大勢が痛恨被弾
・終盤に韓国のアン・ヒョンミン、キム・ジュウォンに本塁打
・WBCを見据えた新ルールへの適応と代表争いが進展
・若手・追加招集組の森下、佐々木、西川らが攻守で躍動
・井端監督「取り切れなかった部分が課題」と冷静に総括

目次

9回2死からの一打で勝利を逃す

侍ジャパンは11月16日、「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025」第2戦で韓国代表と対戦。東京ドームで行われた試合は、壮絶な点の取り合いの末、7対7の引き分けに終わった。15日の初戦を勝利で飾った侍ジャパンは、これで1勝1分け。勝ち越し目前での痛恨の被弾に、井端弘和監督は「取り切れなかったところが結果につながった」と悔しさをにじませた。
この試合では、韓国に先制を許したものの、追加招集の佐々木泰、石上泰輝、西川史礁らが躍動。4回には佐々木のタイムリー、連続押し出し四球で同点に追いつくと、5回には石上が勝ち越しの2点タイムリー。勢いに乗ったかに見えたが、7回以降のリリーフ陣が崩れた。
中でも印象的だったのが、韓国のアン・ヒョンミンの8回の一発と、9回2死から放たれたキム・ジュウォンの劇的な同点弾。勝利まであと1人の場面での失点に、守護神候補・大勢は「今のままでは同じ結果になる」と厳しく自らを省みた。

制球難と一発被弾が響いた日本

日本投手陣はMLB仕様のボールとストライクゾーンへの対応に苦しみ、9四死球を記録。金丸夢斗が3回に先制を許すと、後続の髙橋宏斗、大勢も制球が定まらず、いずれも本塁打を献上した。井端監督は「ストライクゾーンへの対応が課題」と語り、WBCに向けた修正の必要性を示唆した。
ただし収穫も多い。MLBで導入されているピッチクロックやピッチコムといった新ルールには、ほとんどの選手が順応。試合中の違反はわずか1件にとどまり、準備の成果が表れた。ピッチクロックによりテンポが速まる中で、捕手と投手の連携もスムーズに機能していた。

若手の躍動と代表争いの深化

森下翔太、中堅起用で好守&長打

「3番・中堅」で出場した森下翔太(阪神)は、国際試合で初めて中堅を任されたが、守備での西川との接触プレーも無難に対応。4回には右中間を破る二塁打を放ち、反撃の口火を切った。「自分の持っている100%は出せた。代表で戦いたい気持ちが強くなった」と前向きに語った。

佐々木、石上、西川が確かなインパクト

佐々木泰(広島)は2試合連続のタイムリーに加え、押し出し四球とマルチ安打で攻守に存在感。石上泰輝(DeNA)は勝ち越しとなる2点タイムリーを放ち、「必死にやることを意識していた」と語った。西川史礁(ロッテ)もヘッドスライディングで内野安打をもぎ取るなど、積極性が光った。
「10年先を見据えたチーム作り」を掲げる井端監督にとって、若手の奮闘は将来への大きな糧となるだろう。

まとめ

韓国との激闘を経て、侍ジャパンは1勝1分けで2025年を締めくくった。最終回の痛恨の一発で勝利を逃すも、若手の台頭や新ルールへの適応など、WBC本番へ向けた収穫も多いシリーズとなった。
井端監督は「まずは選考から入る。選んだ選手が準備できるようサポートしていく」と語り、年内の代表発表に向けて本格的に動き出す。あと4カ月に迫るWBC開幕。大会連覇への土台は、着実に築かれ始めている。

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