前田健太投手（37）がデトロイト・タイガースから事実上の戦力外通告（DFA）を受け、自由契約となるためのウエーバー措置が発表されました。今後、米国内他球団か、日本球界復帰の選択肢が注目されています。
記事のポイント
・タイガースが前田健太を自由契約とするウエーバー措置を発表
・今季は7試合登板、防御率7.88と苦戦
・FAとなれば日本球界復帰も視野に
・古巣・広島カープ復帰や巨人・ヤクルトへの移籍案も浮上
前田健太、タイガースから自由契約へ
苦しいシーズン成績、DFA通告に至る
現地時間5月1日（日本時間2日）、MLBデトロイト・タイガースは前田健太投手をDFA（ロースター40人枠除外）とし、続く7日（日本時間8日）には自由契約とするためのウエーバー措置を発表しました。今季、前田は開幕から中継ぎとして7試合に登板したものの、防御率7.88、勝敗なしという厳しい成績に終わり、球団は若手起用へと舵を切りました。
前田は2023年オフにタイガースと2年総額2400万ドル（約35億円）の契約を結び、今季が最終年。高額な年俸がネックとなり、ウエーバーでの引き取りは厳しいとの見方が強く、自由契約となる見込みです。
日本復帰の可能性は？注目集まる古巣・広島や巨人
広島カープ復帰にファン期待も課題あり
前田が広島カープに在籍していた際は、背番号18を背負い、ノーヒットノーラン達成や6年連続2桁勝利などエースとして活躍。SNS上では「カープに帰ってきて」「今すぐ戻ってほしい」との声が相次いでいます。しかし現在、広島は支配下枠が68人で残り2枠と少ない状況。シーズンの長期戦を考慮すれば、補強に慎重になる可能性も指摘されています。
また、金銭的負担も大きな課題。上原浩治氏も「日本球団がとるのは金銭面で厳しい」と指摘しており、契約内容次第では実現が難しい可能性もあります。
巨人・ヤクルトも選択肢に浮上
一方で、巨人やヤクルトも先発陣に不安を抱えており、前田獲得を視野に入れる可能性も浮上しています。特に巨人は坂本勇人、田中将大といった前田と同世代の選手が在籍しており、縁も深い存在です。ヤクルトも投手陣の立て直しが急務であり、実績あるベテランの存在が求められています。
ただし、どの球団にしても、現状の前田に求められるのはリリーフではなく「安定した先発」となります。最近は制球難や球威不足も課題とされており、復活を目指すには万全の調整が不可欠です。
まとめ
37歳のベテラン右腕・前田健太が今季途中で自由契約となり、去就が大きな注目を集めています。日米通算200勝まであと35勝。日本復帰を希望する声も強まる中、広島カープをはじめ巨人やヤクルトといった選択肢も取り沙汰されています。果たして彼の次なる舞台はどこになるのでしょうか。今後の動向から目が離せません。
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