イルミネーション・フィーバー
今シーズンの超目玉!マイアミ、オースティンと回ったF1アメリカ決戦は、いよいよラスベガスを迎えました。初開催の公道コースは、初日いきなりのマンホール蓋が外れる問題が起こり、被害の大きかったサインツは、パワーユニット交換による10グリッド降格の理不尽とも思えるペナルティ…木曜日のP1はわずか8分間、深夜90分に拡大措置のP2は無観客で実施されました。
金曜日の予選は、フェラーリ2台のTOP争い。100分の4秒差でルクレールが制しPP獲得。サインツ降格で、フェルスタッペンがフロントロウ。ラッセル、ガスリーに続いてアルボンとホーム=サージェントがベスト3列目スタート。ボッタス、マグヌッセン、アロンソ、ハミルトンまでがTOP10です。6列目ペレス、サインツ。マクラーレン2台は、まさかのQ1敗退。角田は悔しさぶつける最後尾となってしまいました。
サタデーナイト午後10時のイルミネーション・フィーバー、運を砂漠の夜空に託すアメリカン・ラスト・ドリーム2023〜シグナル、ストレート・フラッシュ。最前列ルクレール、フェルスタッペン並んで迎えるターン1は、フェルスタッペンが前だ!スピンのアロンソ、逆向きだ。VSCです。ノリス、クラッシュでセーフティカー。序盤の混乱落ち着いて、フェルスタッペンに5秒ペナルティが出ました。ルクレールとのトラック外攻防に対してのようです。
今週末予選まで通じて速さを見せるフェラーリ、ルクレール。レースでもそのペースは良いようです。中盤、4位争いラッセルとフェルスタッペンが接触ー破片の散乱からセーフティカー導入となりました。直前にピットストップしていたルクレールはステイ。レッドブル勢は2度目のタイヤ交換です。後半は、まずペレスがルクレールとの抜きつ抜かれつの首位争い。その間に3位まで上がったフェルスタッペンが、ペレスールクレールと順にかわしてついにトップに。レッドブル1,2かと思われたファイナルラップで、ルクレールがペレスを意地のオーバーテイクで2位を奪いチェッカー。苦戦ながら優勝飾ったフェルスタッペンは、ベッテルに並ぶ通算53勝目。3位表彰台ペレスは、選手権2位を確定しました。16位から追い上げたオコン、最後列からのストロールが殊勲の4位・5位。6位サインツ、ハミルトン、5秒ペナルティでラッセル降格8位、アロンソ、10位ピアストリがファステストを記録。角田は、18位完走扱いもトラブルで終盤ストップしています。
ユウキある恩返し
3月の開幕から世界を転戦、9か月かけて再び中東の地に戻ってきました。シーズン最終戦アブダビGPです。去年はセバスチャン・ベッテルの引退レース。今年は、そのベッテルが初優勝をもたらしたアルファタウリ=フランツ・トスト代表にとっての最終戦です。そんな状況で、角田裕毅が自己ベスト・グリッド6番手獲得!コンスウィリアムズとのコンストラクターズ7位争いに期待を抱かせます。ポールは、フェルスタッペン。ルクレール、ピアストリ、ラッセル、ノリスがTOP5。7番手アロンソ、ヒュルケンベルグ、ペレス、ガスリーTOP10。ハミルトン11番手、14番手アルボン、リカルドとサインツが8列目スタートです。
シーズン・ファイナル、レッドシグナルが夕陽に映えてスタート!オープニング・ラップに逆転かけて、ルクレールが、フェルスタッペンにしつこく喰らいつく。しかし王者がしっかり首位をキープしました。
興奮のドラマは、上位陣最初のピットストップ終わりに〜角田が、ライバル勢に対してタイヤ交換を5周遅らせることで叶った初のラップリーダーだ。その後、2ストップ組に抜かれてポジションは下げたが、9位ハミルトンの前、8位入賞&ドライバー・オブ・ザ・デイに輝きました。残念ながらチーム・ランキングは8位で終わっています。コンストラクターズ2位をかけたメルセデス vs フェラーリは、ルクレール2位の頑張りも、サインツ低迷の一方で、ペレス5秒ペナルティ降格4位からラッセル繰り上がり3位。3ポイント差でメルセデスが制しました。優勝は、フェルスタッペンでシーズン19勝、レッドブル22戦21勝の有終。5-6位、ノリス-ピアストリ。7-10位、アロンソ-ストロール。4チームが、W入賞を果たしています。
来シーズン2024年の開幕は、2月29日木曜日からのバーレーンGP。日本GPは、第4戦4月開催。12月アブダビGPまでの最多全24戦です。お楽しみに〜
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