【バスケットボール】Hi-Five のリーグ戦に参加!(最終節編)

東京を中心に大人初心者・ブランク向けにバスケットボールサークルを開催するHi-Five Basketball。
2023年5月と6月にサークル内リーグ戦「The League Season2」が開催され、いよいよ最終節を迎える。

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私はチームLITに所属し、決勝戦まで駒を進めることができた。

「必ず優勝できる」と、自分とチームメイトを信じ、本シーズン最後のチャレンジが始まる。

目次

リーグ戦 最終節に向けて

チームLITは体育館最寄り駅、前回と同様の貸し会議室に集まり、ローテーション、OF、DFの方針、そして対戦相手のSWAGが仕掛けてくるかもしれない内容について意見を出し合い、対策を練っていた。

また、前節「Lセット」を考案してくれた頼れるLITハンドラーから、改良版の「Lセット」が事前に提示されていたので、その内容を確認しあった。

前節の「Lセット」は、改善点もありつつ撮影された動画の中でベストフォーカスで何度も映りこんでいたので、セット内容がバレている恐れもあったのだ。

今回は前節欠場だったメンバーも参加のため、フルメンバーとなる。

メンバーの一人が、欠場していたその彼を見て「いると勝つ、いないと負ける、だから今日は勝てる!」と言って皆で笑い合った。

私は、案外そうかもしれない、と思った。

その彼もブランク選手だが、OFでパスを中継して欲しいところにいてくれたり、動きが欲しいところで動いてボールが回ったり、攻めてほしいところでドライブを仕掛けてくれて、非常にバランス良く立ち回ってくれるのだった。

このバランス良い選手が多い、というのもLITの強みの一つだった。

できる限りの準備はした。
あとは試合を迎えるのみ。

Game1 DOPE×FREAK 3位決定戦

Hi-Five リーグ戦 3位決定戦

複数の強力なアタッカー、長期ブランクながらリーグ戦で急成長中のインサイドプレーヤーがいるDOPE。
リーグ戦No.1の指揮力があるガードを中心にチーム力が高いFREAK。

第1節の対戦時ではFREAEがDOPEに大差で勝利をした。
しかし、第2節と第3節のDOPEの試合をみて、誰も同じ試合展開になるとは思っていない。

気合十分の両チーム、スターティングメンバーがコートに立つ。

HiFiveリーグ三位決定戦DOPE×FREAK

1Qスタート。

DOPEがスタート早々に攻め立て、連続ポイントで試合が始まった。
FREAKも得点するが、DOPEに勢いがあり主導権を握ると思われた。

しかし、 出場していたFREAK女性選手2人のうち一人が3Pを決めると、もう一人の女性選手は男性アタックにも怯まずグッドDFを見せ主導権を握らせない。

バスケットボール FREAKのGood Play

1Q4分の交代時間、8対7の1点差でDOPEがリード

再度DOPEが攻め立てる。

DOPEの17年越し再開3カ月の長期ブランク明け選手がインサイドの好プレーで得点を重ね、FREAKも3Pを決めるも点差を離されてしまう。

17対12の5点差、DOPEリードで1Q終了。

本リーグは8分4Q流し(1~3Q残り30秒は止め、4Qのみ残り1分は止め)のため、始まるとあっという間に時間が過ぎてしまう。
FREAKとしては、このまま離されるわけにはいかない。


2Qスタート。

両チームとも気合のDFでしばらく得点が止まるも、沈黙を破ったのはDOPEのアタック、しかもバスカンであった。

2Q4分の交代時間で、20対13とDOPEが点差を広げていた。

この時間、FREAKの男性ガードと、DOPEの女性ガードのマッチアップとボール運びも見ものとなる。

DOPEが落としたシュートを、FREAK女性選手とDOPE男性選手がリバウンドで絡み合う中で、男性選手にファールが申告された。

男性から女性へのファールのため、ローカルルールによりFREAKに1点が加算。
Hi-Fiveの女性プレーヤーは誰もが体を張ってプレーするが、このルールでより積極的にプレーしている(男性には厄介このうえない)。

これで弾みがついたFREAKが連続で得点を重ねると、たまらずDOPEがタイムアウトをとって流れを切るのだった。

2Q残り50秒、22対18の4点差でDOPEが得点では勝っているが、流れはFREAKにある。

試合再開。ここで決めたいDOPEのシュートが外れ、FREAKにチャンスが来ると、ゴール下のシュートからバスカンを決めるとフリースローもきっちり決めて、22対21点の1点差に詰め寄った!

残り20秒、点を決めて2Qを終えたいDOPEは、女性ガードにボールを託すと味方スクリーンを利用してゴールに向かってドライブ、あわやバスカンのファールを得ると、フリースローを1本きめた。さらに男性による女性へのファールだったため合計2点が加算、24対21の3点差とした。

ここで2Qが終わるかと思いきや残り7秒でFREAKガードが魅せる。

ボールを受け取ると左ウイングまでドリブルしてドライブを警戒させ、わずかに下がったDFを見て3Pを放つとブザーと共にネットを揺らした!

24対24、FREAKEが同点に成功したのだった。


3Qスタート。

DOPEが仕掛ける。
FRAKEから始まったOFをDOPEが3-2ゾーンでターンオーバー(シュート以外のミス)を誘発。

3Q最初の得点をDOPEが決めると、さらにプレスで攻めのDFも仕掛けるのだった!

バスケットボール 三位決定戦 DOPEのプレスDF

なお、ローカルルールで「女性に対して男子によるバックコートプレス狩りもファール対象(1点加点)」があるが、DOPEはプレス前衛に女性選手も配置していたので、いざとなれば女性選手がバックコートからプレッシャーがかけられる。

ここは、FRAKEガードが冷静に敵味方の位置を見て必要最低限のドリブルとパスでボールを運び、徐々にゾーンとプレスを攻略。

DOPEの仕掛けで得点を重ねて離すと思うやFREAKも点を取り返す。

3Q4分交代時、28対29の1点差でFREAKリード。

両チーム譲らず点を取り、残り1分20秒で32対32の同点

ただし、DOPEはここまでにチーム合計の5ファールから、追加ファールでFREAKにフリースローを与えた影響もあり、3Qは32対36の4点差でFREAKリードで終えた。


4Qスタート。

少しでも点差を広げたいFREAKに対し、追う形となったDOPEが攻め立てる。

DOPEはシュートファールよるフリースローを得て1点を加算すると、ドライブでバスカンを決めフリースローは外すも、35対36の1点差とした。

DOPEが逆転する勢いで攻めるが、FREAKもゴールをねじ込ませ再度点差を離す。

4Q4分の交代時、35対41の6点差でFREAKリード

お互い気迫のDFで残り2分18秒まで得点が止まるが、DOPEが3Pを決めて38対41とFREAKに3点差と詰め寄る

さらに、残り1分56秒で男性から女性へのファールでDOPEに1点が加算され39対41と迫る。

追いつきたいDOPEは、先ほどファールでボーナスを得た女性選手による華麗なバックステップの2Pシュートで41対41と同点としたのだった。

バスケットボール DOPE_Good OF

同点となった残り1分42秒から後、得点が動いたのは残り50秒
FREAKが得点を決め41対43の2点差

残り39秒、DOPEがフリースローを得るが得点ならず。

しかし残り9.8秒でDOPEがシュートをねじ込み、43対43の4度目となる同点となった。

すかさずFREAKがタイムアウトを要求し、両チーム最後の作戦を練る。

FREAKのOFでスタート、なんとしても決めたいFREAK、なんとしても止めたいDOPE。
緊張の中、FREAKガードがボールを得ると、ゴールに向かってドライブ。

シュートを成功させ43対45でFREAKがリードした!

残りは4.5秒

すぐさまDOPEがドライブを仕掛けると、残り0.5秒でファールを獲得
FREAKはチームファールが5つとなりDOPEにフリースローが与えられたのだった!

大きな歓声に沸いていた体育館がいったん落ち着きフリースロー。

フリースロー1投目は外れるも、2投目のリバウンドに両チーム備える声が飛び交う。

2投目はリング当て外そうとするもシューターバイオレーションになってしまい、FREAKボールとなるとそのまま試合は終了。

最後まで息をのむ展開となった試合は、43対45でFREAKが制したのだった。

バスケットボール HiFiveリーグ戦 三位決定戦

Game2 SWAG×LIT 決勝戦

Hi-Fiveリーグ 決勝戦

初戦の対戦カードと同じとなった決勝戦。

ここまで来るとお互いに手の内は見えている。
限られた時間の中でできる限りの準備はした。
あとは自分と仲間を信じて精一杯プレーをするのみ。

いつものように円陣を組んで掛け声をする!
ちなみに「ワン・ツー・スリー」を声にするのは私の役目。

私「ワン・ツー・スリー ゴー・リット!」
他「          リッ ゴー! あれ、あれれ?」 

なんと私が掛け声を間違える。
思っていたより緊張していたようだ。
笑いあったあと、気をとりなおし・・・

「ワン・ツー・スリー リッ ゴー!」

モケの口から「決勝戦!」と宣言がされ、両チームのスターティングメンバーが並ぶ。

HiFiveリーグ三位決定戦SWAG×LIT

1Qがスタート。

1チーム9人のため、Q毎に途中交代時間があるも、誰かがフル出場となる。

LITはシューターを1Q目でフル出場して積極的にシュートを打ってもらい後半に調子を上げてもらうと共に、マークを集中させて他プレーヤーのチャンスを作りやすくする作戦をとった。

ジャンプボールでLITがボールを得ると、早速にシューターが3Pを放つ。
シュートは外れるもLITセンターがリバウンドをとり最初の得点をあげた!

リーグで最も高身長のLITセンターの堅実なプレーでLIT優勢でスタートするも、SWAGがそのセンターからシュートファールを得て、しっかりフリースロー2点を決める。

LITセンターからファールを得た選手は、大人になってからバスケを始め成長著しくサークル内でも注目株の一人だった。

しっかり流れを掴みたいLIT、シューターにボールが渡るが打たせまいとSWAGのDFがプレッシャーをかける。
しかし、そのDFをフェイントでかわし3Pを放ち決めたのだった。

LITのDFになると、LITハンドラーがパスカット、ボールをフロントコートに運びシューターにボールが渡るとキャッチ&シュートで3Pを放つとこれも決めた(2本目)。

「勢いにのった!」と感じつつ気になることが一つあった。
SWAGのスコアラーがスターティングメンバーにいなかったのだ。

1Q4分の交代時間、2対8でLITリード

SWAGはこの交代で、SWAGのスコアラー他、特に走れるメンバーがコートに出てきたのだった。
何か仕掛けてくる予感がした。

SWAGのOFからスタート、LITはマンツーマンでDF、ムービングスクリーンでOFファールを得てLITのOFに切り替わる。

SWAGが自陣に戻ると、スコアラーが最前衛で声を張る!

どっしりと待ち構えられた陣形は3ー2ゾーン、いや1ー3ー1ゾーンだった。
第3節でFREAKを撃破するきっかけとなった強気のゾーン。

「来たな」と思いながら、ボール運びをする私はあえてトロトロ歩く。

「ゾーンが来ても焦らない、それぞれが適切な位置どりをすること」それを事前のMTGで確認しあっていた。迫力あるゾーンDFだが出鼻をくじきたい。

味方が位置どりをする時間を稼ぎながら一人の選手の位置を確認する。
そう、LITシューターの位置である。

シューターの彼とは練習会で出会ったことはなかった為、初めはどんな選手か全くわからなかったが、あまりにも綺麗なアーチで3Pを決めるため、今となってはどんどんパスを出したくなる。

なお、彼には兄がいて兄弟でリーグに参加、兄はDOPEでキレのあるドライブと3Pで大活躍、リーグ戦が進むたびに恐るべし兄弟と注目が集まっていた。

すでに彼は適切な位置にいる。

私がキープするボールに対しプレッシャーが来て注目が集まったのを確認し、高い位置のTOPから右コーナーでステイしていたシュータに一直線にパス。
右ウイングにも味方もいたため、2線にいたDFの反応がわずかに遅れる。

ノーマークで放たれた3Pは綺麗なアーチを描きゴールに収まるのだった(3本目)。

しかしすぐにSWAGスコアラーが3Pで返してくると、第2節で逆転3Pを決めた選手が続いて3Pを決めた!
勢いづいたSWAGのゾーンがLITを苦しめ、LITのターンオーバーを誘発。

LITのセンターはこの時間はベンチで休憩タイムだったが、たまらず交代で出場。
直後にLITシューターが4本目となる3Pを沈めた。

1Q残り5秒でSWAGボール、バックコートからスタートだったため、そのまま終わると思いきや、センターラインを超えたところで放ったシュートがブザーと共にリングを通過!

この3Pで1Qは14対14の同点で終えた。
SWAGは3Pを3本、LITは一人で3Pを4本決める内容だった。

バスケットボール SWAG×LIT 1Q

濃すぎる1Qに会場は大いに沸き、審判をやっていたモケはあまりの試合展開に動画を撮影するカメラに向かって「胃もたれする」と苦い顔をしながら嬉しそうに言った

バスケットボール モケの一言「胃もたれしそう」

2Qスタート。

LITのDF(マンツーマン)でスタート。`

両チームともボールを回しながら時間を使いゲームメイクし、何度か得点チャンスがあるもネットを揺らすことができず、お互いに得点の無い時間が続き試合が落ち着く。

2Q4分交代の時間。

ここで私も出場。

第3節で活躍したSWAGガードにボールコントロールされないよう、DFに力を入れるもドライブされてバスカンを決められてしまう。やはり上手い!

バスケットボール LG2_Final_2Q_バスカン

そしてSWAGは、同じタイミングで交代出場となったスコアラーをTOPにしてゾーンを仕掛けてきた。
ただ、この2QはLITセンターをフル出場させる作戦でいたので、彼がハイポストにいることでボールをうまく回すことができた。

そして、前節に仕事で欠場していたLIT選手がシュートファールを得てフリースローで1点獲得。

次のLITのOFでもボールをうまく回して、私に3Pシュートのチャンス!
放ったボールはリングのだいぶうえのボードに当たる大暴投。

SWAGのOFをなんとか凌ぎ、LITは再度落ち着いてボール回し。

LIT選手が仕掛けたTOPからのドライブにでたヘルプDFの、空いたウイングにいた私にパスが来た。
ノーマーク、「今度は外さない!」と思いつつ3Pを放つとしっかりリングを通過させることができた。

残り4.5秒、数秒でも気が抜けない。
ファールに気をつけながら慎重にDF、あわや入ると思われたSWAGのシュートはリングに弾かれたのだった。

16対20、4点差のLITリードで2Qを終えた。


3Qスタート。

ハーフタイムで話したのは「点差はないと思おう」ということ。
2Qにヘルドボールがあったため、LITのDFからスタート。

LITは3-2ゾーンで対抗する。

最初のSWAGのOFを止めると、LITセンターのミドルシュートで得点。

次のSWAGのOFは、上手くボールが回され3Pを決められる。
落ち着いたパス回しをしている。

続いてLITのOF、ゴールに向かって左サイドコートで3対3の形で攻める。
右サイドコートの2人は広めにスペースをあけつつダイブするチャンスもうかがう。

攻める中でパスカットされるも、そのこぼれ球が左コーナーのシューターに渡るとすかさずシュート。
5本目となる3Pを決めた。

LITは3-2ゾーンでSWAGのOFを押さえると、改良版Lセットを実行。
シュートに至らずも、ボールが回るので続けていればチャンスが生まれやすい。
そしてボールが回る中、LIT女性選手がシュートファールを得てフリースロー1本を決めたのだった。

3Q4分の交代時間、19対26とLITが7点差でリード

ここでSWAGが、休憩していたスコアラー、自らも点を取りに来るガード、逆転スリーを沈めてきた選手、優秀なアタッカー、元気な声でチームを鼓舞し3Pもある女性選手と、得点力が高い選手がコートに出てきたのだった。

LITはセンターが休憩の時間のためベンチに下がる時間となり守備力が落ちる。
ここで私も出場、我慢の時間になると予感。

LITはDFをマンツーマンに変更。

試合再開後、すぐにミドルシュートを決められる。
その後さらにスコアラーにも得点を決められる。

LITはOFでも攻めきれず24秒オーバータイムが発生、得点を決められず防戦集中となり我慢の時間となった。

3QはLITハンドラーがフル出場としていたが、彼はDFも上手くSWAGも彼を容易に抜くことができない。
チーム内ヘルプDFによりお互いを助け合い、SWAGの追加得点を許さない。

3Q終了、23対26の3点差でかろうじてLITがリードを守る。

両チームともベンチに戻り、ついに本リーグの最終Qを迎えるための休憩に入る。
LITはベンチで再度「点差はないと思おう」と声を掛け合い、全員が出し切ることを決意。

バスケットボール HiFiveリーグ 決勝戦 SWAG×LIT

4Qがスタート。

LITのOFからスタート、LITセンターによるゴール下の得点でスタート。
SWAGのOFを迎え撃つLITのDFは3-2ゾーン

4Qスタートで出撃した私はTOP担当。
声を張り上げてチームを鼓舞した。

3-2ゾーンでDFを成功させるもSWAGがタイムアウトで流れを切る。
その後、SWAGはボールを回しドライブに合わせたショートコーナーへのパス連携で得点。

LITはOFで攻めきれずまたも防戦となるも、ここでSWAGスコアラーのドライブに対してOFチャージをとるグッドDFを見せた。

体を張って止めたのは「近所にバスケコートがあるのを見つけてバスケを再開したくなった」と、今年からHi-Fiveに参加するようになったブランク選手。

リーグ戦のチーム分けが発表される少し前の練習会から、私とたまたま数回ペアになって練習する機会があり、同じチームになったことに縁を感じていた選手だった。
試合前のMTGから、SWAGスコアラーを「体を張って止める!」と宣言していた彼は、それを実行したのだった。

4Q残り4分、交代の時間。

25対28の3点差でLITリードをキープ。

私はベンチに下がり仲間を信じて見守ることとなるが、声を出す、必要に応じてタイムアウトを要求するなど、やるべきこと、できることはまだある。

両チーム、クロージングラインナップの選手が出そろう。

LITのOFからスタート。

シューターにボールが渡るとべったりDF、ドライブに切り替えファールを得てエンドスローとなる。

LIT女性選手のスクリーンを利用して、右ウイングでパスを受けたLITハンドラーの動きにあわせて、センターがハイポストにフラッシュ(飛び出し)。

そのセンターにパスを出すと同時に、ハンドラーがハンドオフでボールをもらいに行く、センターがボールを渡すと見せかけて自分でゴールに向かってドライブ。

見事な連携プレーでLITがゴールを決めた。

25対30

SWAGスコアラーがゴール下にドライブ、LITセンターがゴール下で待ち構えるが、上手く体をコンタクトさせてゴールをねじ込む。

27対30

LITシューターにボールが渡るも、やはりDFがタイト。
ドライブに切り替えシュートファールを得るとフリースロー1本を決める。

27対31

SWAGが3Pを放つが、ボールがリングとボードの間に挟まる、なかなか見られない珍事が発生。
LITのOFとなるがボールをカットされると、またもSWAGスコアラーが得点。

29対31

LITのOFもターンオーバー発生で、SWAGにボールが渡る。
またしてもSWAGスコアラーがゴールを狙うが何とかしのぎ、LITのOFになるとゴール下まで走っていたLIT女性選手にロングパスが通り得点。

29対33

残り1分

得点を詰めたいSWAG、スコアラーがゴールを狙ってドライブ。
それをLITセンターがブロック!
止めた!と思われたが、そのブロックはシュートファールとなる。

フリースロー前にLITはタイムアウトを取った。

フリースローが入った時、入らなかった時の確認、第1節の試合で得点された時にエンドスローからのパスカットで連続得点されたことを振り返り、得点されても落ち着いて対処することなど確認しあった。

そして「絶対に俺たちが勝てる」と鼓舞しつつ「最後まで油断しない」と自分たちに言い聞かせ円陣を組む。

「ワン・ツー・スリー リッ ゴー!」

残り42秒。

SWAGのフリースローで試合再開。
常に体育館は沸いていたが、フリースロー時は静かになる。

2本のフリースローはネットを揺らすことができず、29対33を維持。

LITはしっかりとリバウンドをとり、無理に攻めずに時間を使うもSWAGの強いDFからターンオーバーが発生。

残り29秒。

SWAGは、土俵際でも逆転をしてきたチーム。
今、出場しているSWAGメンバーは全員がリーグ戦中に3Pを決めている。

誰でも打てる。
4点差あるが油断はできない。

テンポよくボールが回ると3Pシュートが放たれた。

シュートはリングに当たり外れるもリバウンドに飛び込んだSWAG選手が味方がいる方向にボールをチップアウトさせた。

「つないだ」と思わせたそのボールは、わずかにSWAG選手からそれていて、手に当たるもキャッチできずボールがこぼれる。

そのボールを奪取したのはLITハンドラーだった。

彼は屈託のない笑顔が特徴的もプレーはしなやかで力強く、何度もLITに良いリズムをもたらしチームを救ってくれた。
そして、ゾーンやLセットのアイデアも積極的に提案もしてくれて、チームにカラーも与えてくれた。

第1節でSWAGとの試合を決定づけるシュートを決めた彼が、またも試合を決定づけると共に、本リーグ最後の得点を決めたのだった。

バスケットボール HiFiveリーグ戦 ラストシュート

29対35 LIT優勝!

バスケットボール HiFiveリーグ シーズン2 LIT優勝

試合が終わればノーサイド

リーグ戦終了後、ほぼ全選手とサポートしてくれた協力者達が集まり、最寄駅で打ち上げが行われた。
SWAGの力強く熱のこもったプレーをするスコアラー選手が、率先して打ち上げ幹事となり場を作ってくれた。

そんな彼が良く言うのが「試合が終わればノーサイド」。
試合は真剣でバチバチだけど、試合が終わればいつもの仲間であると。

皆にグラスが行き渡ったところでモケが語り出す。

楽しいも悔しいも含めてバスケ、いろんな感情があったと思うけどこれがリーグ戦

リーグ戦ならではの楽しさを改めて伝えてくれると、シーズン3について話してくれた。
さらに面白くなるように構想を練っていると。

モケの乾杯の音頭で全員がグラスをあわせ、讃えあうのだった。

プロリーグの擬似体験と成長

私は電車の都合もあり、早めに打ち上げを退席し帰路につきつつ、リーグ戦を一人振り返った。
どのチームも試合を重ねて成長し、その成長を試合を通じて肌で感じることができた。

「単に強いチームと試合をするのではなく、同じくらいのレベルのチームと白熱した試合をしたとき、高揚感を得て最も力を出し切りることができる。」

モケの活動紹介で記載した一文だが、まさにそれを感じ、短期間でチームとしても選手としても成長することができた。

振り返り気が付くのは、どのチームもHi-Five練習会の成果がしっかりでているということだ。
本リーグは、ブランク明けだったり、大人になってからバスケットボールを始めた者が選手である。

とは言え、どのチームも得点を多く積み上げたのは、各チームに振り分けられたHi-Fiveの中でも特に動けるブランク選手達であった。

しかし、それら選手が活躍するにも適切なタイミングやスペースが必要であり、コート上にいる選手たちがチームプレーとして必要なバスケットボールの知識を理解し実行できる実力が必要である。

大人になってからバスケットボールを始めた選手を含め、各自がしっかりチームとして機能するための役割と知識をもってプレーしていたからこそ、それら選手が得点を重ねることができたのだ。

これは、チームでプレーするための考え方やスキル、そのための練習を繰り返し行っているモケの手腕が根底にあるといってよい。

そしてモケが企画するリーグ戦は、短期間でもチームをつくり、チーム名をもって活動し、動画撮影に実況や解説・スタッツ・審判帯同・観客(応援)があるプレー環境とすることでプロリーグの擬似体験ができ、サークル内の紅白戦とはまったく別次元の面白さがそこにある。

この体験で得られる成長や絆が、モケがバスケットボールを通じて届けたいギフトなのだろう。

バスケットボールがますます好きになる

この歳になり、いろいろな方と交わって熱いバスケができるとは思いもしなかった。
リーグ戦参加の後押しとなったモケの一言。

もう後には戻れない熱さ面白さですよ!

言葉通りのリーグ戦で、ますますバスケットボールが好きになることができた。
そして短期間でも最高のチームメイトとバスケットができたことを誇らしく思える。

目を閉じると「ワン・ツー・スリー リッ ゴー!(1・2・3 LIT Go)」の声が聞こえる。

Hi-Fiveリーグ戦 シーズン2 参加者

◆モケ 初心者&ブランク大歓迎バスケ Twitter @mokelatte( https://twitter.com/mokelatte
◆ブースターバスケ開催 モケのすけ~sunrockな日常~ Twitter @sunrock84633597( https://twitter.com/sunrock84633597
◆Instagram moketakase( https://www.instagram.com/hi_five_moke?igsh=YzlybmFla2x6OTls
◆Hi-Five Basketball お問い合わせ( https://my73p.com/p/r/VZ77xiq6

Hi-Five Basketball 『The League Season2』第一節 GAME1 からの動画は以下でご覧になれます。

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この記事を書いた人

yahikoのアバター yahiko 40代のんびりバスケライフ探求者

バスケ歴20年の40代サラリーマン。
できるだけ長くバスケを続けられるように健康維持もかね日々精進中です。
社会人バスケ初心者の方と触れ合う機会があり、それを通じて学んだ練習のコツや注意点をシェアしたいと思いブログを綴っています。
特別に何か社会的な活動をしているわけでも指導者でもありませんし、バスケの強豪校にいたなど輝かしい経歴もありません。
サラリーマンをしながらバスケライフを探求する、一般的なバスケ好きです。
そんな目線から、皆さんのスポーツライフに何かお役にたったり、気づきに繋がることをお伝えできればと思っています。
ツイッターも技術や理論などのつぶやきではなく、皆さんと同じようにバスケの練習に通って感じたことなどをつぶやいています。
よければ一度、覗いてみてください。

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